今朝のThe Economic Times。日本のヤクルトがDanone(ダノン)との50:50のジョイントヴェンチャー(合弁会社)でインドに進出するらしい。
興味深いのは、「主婦」をターゲットとした求人活動。すでに先週から求人広告を出しているようで、400人の応募があったという。2008年の3月までに100人を採用して教育するのだとか。
ヤクルトは、日本以外に台湾、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、フィリピン、中国、韓国などの諸外国で、総計33,000人の主婦(ヤクルト・レディ)による販売網が確立されているとのこと。
ちなみにインドではAmwayやTupperwareなど、富裕層主婦のネットワークを利用したビジネスが成功しているようで、ヤクルトもインドのキティパーティ*などの社交シーンを活用するようだ。
我が家にも、インド人のヤクルトおばさん(ヤクルト・レディ)が配達に来てくれる日がくるのだろうか。
*キティパーティ:ムンバイなどの都市部を舞台に、主には富裕層の同じような年齢層、所得層の主婦たち十数名で構成される友人グループ。月に1回、もしくは数回、ランチタイムなどに気の合う仲間たちで集まり、近況報告やうわさ話、情報交換などに花を咲かせる。高級ホテルのレストランや話題のレストランなどが会場となることが多い。
北インド家庭料理を完璧にマスターすべく。
モハンなきあと、残されたレシピをもとに、自分なりの改善を加えて「マルハン家のレシピ」を完成させる所存である。今後週に一度は、インド家庭料理特訓日を設けることにした。
さて、今日はその初日。今までは、作り方を知ってはいるものの、モハンのレシピをわざわざ自分で作ることはなかった。が、米国時代は、スジャータのレシピやインド料理本に基づいて、自らインド家庭料理を作ったものである。ナンを焼いたり、グラブジャムンを作ったりさえもしたものである。
初心に返る思いで、本日、キッチンに立つ。
今日のメニューはチキンカレーとチャパティ、それにポテトとにんじん、グリーンピーのサラダ。
クッキングクラスでチャパティを作ったことはあったが、一から一人で作るのは初めてだ。
材料は全粒小麦粉と水だけという簡単さではあるが、成形と焼きが、なかなかに難しい。
結婚6年目。褌の紐を締め直す思いでチャパティへ挑むマダム・マルハン@自宅ヴァージョンである。
でこっぱちを光らせて、奮闘しているのである。
写真の拡大は厳禁なのである。
モハン作の美しい円形にはまだまだ及ばないが、それなりに丸いものができた。
決め手は「しなやかな手つき」と、「なめらかなスピード感」である。
チャパティをくるくると回しながら、手際よく伸していく。その熟練の手つきを実現するには、まだまだ特訓の必要があろう。
確かに、初めてだから難しいのはわかる。
が、まず、のし棒の、その持っている場所自体が間違っとる。
左右にちゃんとハンドル部分が付いているんだから、そこを握ってほしいものである。
師匠(今日のところはわたし)の実践を、見て欲しいものである。
ときに「打ち粉」をまぶしつつ、薄く均等に、伸ばす。が、均等には伸びぬ。
無論、わたしも最初はおむすび形を作り上げてはいたから、人のことは言えぬのだが。
とはいえ、「焼き」はなかなかにうまくいった。
チャパティ焼き専用のフライパンで両面を軽く焼いた後、直火であぶり、膨らませるのだ。
チャパティは、身体によい主食である。(お通じも非常に麗しくなる)
我が家ではNamdhari'sなどに売っているオーガニックの全粒小麦粉(Atta)を使用しているので、舌触りが少々「粗い」が、これが素朴な風味を出して、独特の味わいがある。
これからは特訓を兼ねて、しばしば食卓に登場させようかと思う。
チキンカレーも、たいへん美味に仕上がった。素材はタマネギ、トマト、ショウガにニンニク、最低限のスパイス(ターメリック、コリアンダー、キュミンパウダー)に塩、そしてヨーグルト。
少ない材料で、風味豊かな逸品ができあがる。好みに応じて、チリなど辛みのスパイスを加えればいい。
やっぱり、クッキングクラスを再開したいものである。