毎年恒例、OWCが支援する慈善団体が一堂に会し、活動内容を会員たちにアピールするイヴェントを訪れた。
わたしは毎年足を運んでいる。
チャリティ・ティーパーティのあとの慈善団体訪問で、すでに10を超える施設を訪れていることから、顔なじみの人も多い。
上の写真。Bangalore Education Trustのナガラジ氏は、ここでも幾度か紹介した。貧困層向けの学校を運営している。昨年は、経営が危機に直面していたようだが、今年は少し、安定しているようで、よかった。
20近くあるブースをひとつひとつ、すべてまわり、資料をもらい、挨拶をして、話を聞いた。次の訪問先を決めるためには、なるたけ状況を知っておいたほうがいいので。
それぞれの話を聞くにつけ、それぞれの状況に、胸が詰まる思いだ。
いつもいつも思うことだが、救いを求めている人の多さを、身にしみて感じられる。しかも救うためには、そんな大掛かりなことが必要なわけではないのだ、ということも。
ちょっとした、しかし思い切った働きかけが、誰かの人生を大きく変える。
上の写真の二人は、孤児院のブースにいた女性。孤児院創設者の二人の女性にかわって、ここに訪れているらしい。
左の女性は25歳、右の女性は15歳。二人とも屈託のない笑顔が、本当にかわいらしい。
彼女たちは二人とも、身寄りがない。捨てられていた子供たちを、創始者の二人が育て上げた。
二人の人差し指が、集合写真の、二人の女性を示す。
「彼女たちが、わたしのお母さんなんですよ!」
「わたしたちは、ここにいて、本当にハッピーなんです」
それはもう、言われなくても、あなたがたを見ているだけで、わかります。