ミューズ・クリエイション企画のZooMuseミーティング。「女子会」「男子会」に続いての「母会」を昨日、実施した。極めて実践的かつ、実りの多い集いだった。3回目にして改めて、こうした「普段は会うことのない、距離感のある人たちとの会話」は、自分を客観的に見る契機にもなり、有意義だと実感する。
参加者はバンガロールから7名、ケララ州のトリバンドラムから2名、日本から1名の計10名。インド人伴侶を持つ人が9名、日本人伴侶が1名。お一人は日本在住経験が長く、日本語が流暢なネパール人女性。7月中旬の臨時便で日本に一時帰国されたバンガロールの方も参加された。
バックグラウンドは多彩だが、共通項は「母会」だけに、わたし以外はみなさん、子どもがいる方々。
みなさんそれぞれに、子どもの学校や教育に関する困惑、仕事や経済的な問題、インド家族との関わり(たいてい濃厚)、日本へ帰国すべきか否かの選択、夫婦間の意識の違いなどを発表しあいつつ、環境は違えども、そこここで共通項が交差していることが、画面を通しても認識できる。
2時間のつもりが、ノンアルコールで(笑)、淡々と3時間。わたしを含め、参加者はそれぞれに、何かしらの発見や、安心感のようなものが得られたと察せられる。
ミューズ・クリエイションとして企画するからには、その場限りの集いに止まらず、将来に向けて実践的で発展的な内容にしたい。話題に出た各種情報については、可能な限り、参加メンバーには積極的にシェアして欲しいと思うと同時に、COVID-19ポータルにて、ミューズ・クリエイションからも、シェアしていこうと考える。
ZooMuseは、去年、創刊した『バンガロール・ガイドブック』が、立体的になったような企画だ。オンラインだからこそ、物理的な距離を超えて、核心を突いたミーティングを気軽に実現できる。
ミーティングでは、「この世界になってよかったこと」を話してもらうようにしているが、「失われたこと」ばかりが取り沙汰されるなか、「得られたこと」に向き合いつつ、これまでとは異なる可能性を模索することの大切さを感じている。
加えて、ミーティングの参加者を対象に、メッセンジャーでもグループページを設置している。そこで生まれたネットワークで、必要に応じた情報交換に活用して欲しい。
まだまだ、COVID-19共生ライフは続くだろう。
ときどき、悲しくもなるけれど、ここはもう腹を括って、与えられた環境の中でいかに前向きに生き延びるかを模索しようと、毎度のことながら考える、優等生かよ! の我。
次回は「日本Nowインドに帰りた会」だろうか。
個人的には「ビジネス」をテーマになにかやりたい。ロックダウンに入ったわずか4カ月の間に、インドにおいて激変しているビジネスシーン。Eコマースのトレンドはもちろん、意識やライフスタイルの変化、ビジネスの「矛先」をぐいぐい変えていく人たちの様子……。
変化がすさまじすぎて、自分の中では記録も消化もしきれていないが、いくつかのテーマに焦点を絞りつつ、勉強会のような形での情報シェアなどができたらとも思う。
なにかアイデアがあれば、どうぞお知らせください。
またZooMuseの企画案、緩いものでも構いませんので、なにかご希望があればお知らせください。今後も不定期で続ける予定です。