本日は、ミューズ・チャリティフェスト2020、58本目の動画をご紹介。2年前、瑠美さんと結成したユニット、FROZEN MUSEの歌。
8年前、ミューズ・クリエイションを結成するまでのわたしは、自分が人前で歌ったり踊ったりすることになろうとは思いもしなかった。
最初のミューズ・クワイアは、キーボードもなく、初代リーダーの清美さん(先日公開した動画『ハナミズキ』のメゾ担当)が持参してくれる「カラオケセット」で歌っていた。しかもコーラスではなく、「あの鐘を鳴らすのはあな〜た〜」などと、選曲もまるでカラオケ。
《ハナミズキ》 https://youtu.be/qM3z-HUd9sM
そのうち、キーボードを用意し、徐々にコーラス部らしくなっていった。ミューズ・ダンサーズに関しては、ダンス講師の経験があるメンバーが入り、『JAI HO!』の振り付けを考えてくれたところから誕生した。
素人でも、ステージに上がらせてもらえる機会が多いのは、インドならではのありがたさ。しかも観衆はみな、盛り上げてくれる。歌や踊りは、言葉を超えて、人との交流を図りやすい。
エンターテインメント重視のインドでは、大半の慈善団体にステージや音響設備が整っている。一緒に遊ぶだけでなく、歌や踊りで子どもたちと交流を図れる。ホスピスや病院でも、束の間、患者さんたちの気を紛らわすことができてきたように思う。
自分自身に関しては、歌や踊りへの取り組みは、毎回「チャレンジ」だ。かつては英語の歌を最初から最後まで歌ったことはなかった。ゆえに、一番最初にみなでゴスペル(Oh! Happy Day! やHail Holy Queen)を歌うと決めた時にはもう、阿呆のように繰り返し練習した。
朝、エクササイズのときや車での移動中、あるいは夕飯の準備中には、ずっと同じ曲を聴き続ける。夫は毎回、うんざりしていた。子どものころは、何度か聞いて覚えられていたが、大人になると、回数を重ねないと覚えられない。
やがて、その音楽が脳みそに刷り込まれ始め、シャワーを浴びているときなどに「鼻歌」として出始めたら、しめたもの。繰り返し聞くうちに、英語でも無意識に歌詞が出てくるようになるのだ。まさに「やればできる」ということを経験した。
ダンスにしてもしかり。特に諸事情あって、ジャパン・ハッバで『千本桜』という超難しいダンスをやることになったときには、もう無理すぎると思った。しかし脱落者が続出し、引くに引けず、イヴェント前にケララ旅をしている最中のホテルでも、隙あらば練習して夫に呆れられた。
しかしこれもまた、最初は絶対無理と思っていた動きが、いつしかできるようになるのだ。やってみるものである。
《千本桜》 https://youtu.be/x_yuhmd9--0
そして、この『生まれてはじめて』。瑠美さんがいなかったら、一人では実現できなかった曲だ。今まで歌った日本語歌詞の曲の中では一番、難しい曲だった。しかし、子どもたちにも喜ばれる楽しい歌であり、挑戦したくなった。
ミュージカルっぽい歌い方、そして途中の台詞などは本当に難しくて、最初のうちは、メンバーの前で歌うのも照れていた。しかし、これが回数を重ねるとだんだん平気になってくる。やがてするすると歌が出てくるようになると、気分がよくなる。
「人間、その気になれば、時間をかければ、ある程度のことは、年齢に関係なく、成長できる」ということも経験している。
マイクもなく、録画や編集の方法も未だ模索中につき、音声や画質、画像のバランスも悪いが、これもまた、今後は徐々に試行錯誤を重ねつつ、たまに歌や踊りもアップロードしていければと思っている。