🌏「思いを残さない年にしよう」と決めた2017年の新年。以来、その気持ちを大切にしている。
「今度、機会があれば」
「ぜひ近々お会いしましょう」
「今後とも、よろしくお願いします」
インターネットが誕生し、オンラインでの出会いが増え始めて20年余り。さらにはソーシャルメディア(日本で言うところのSNS)の台頭で、ヴァーチャルな「知人/友人」は、たやすく増える。そこからリアルに発展し、有難い出会いに結びつくことも多く。とはいえ、実際に会い、言葉を交わせる人の数は限られている。
意識的に行動せねば「機会」は来ない。
関わる人間の数が増えるからか、対人関係が「雑」な人も増えている気がする。「礼儀を期待するのは無粋」、「反面教師にせよ」と、自らを戒める機会も増えた。長所短所は表裏一体。この世界でいかに理想を見失わず生きていくかが肝要か。
人間関係の形成の変容は、わたしたちの精神にどのような変化を及ぼしているだろう。この先、世界はどうなるのだろう。
🌏個人差はあれど、生涯で、実際に出会い語り合える人の数は限られている。そのことを、年齢を重ねるにつれて痛感する。「一期一会」を大切にしたいとの思いが強くなる。たとえば、わたしが「ミューズ・クリエイションのメンバーは過去228名だった」と正確に記すのは、関わってくれたひとりひとり、丁寧に記憶しておきたいとの思いがあるからだ。
🌏一月往ぬる。二月逃げる。三月去る。毎年のように、同じことを記している。年の始まりは、いつも瞬く間。1年ぶりの一時帰国を来月早々に控え、しかし、急遽「SOCIAL MUSE」の開催を決めた。5月中旬に、3年ぶりにリアルで開催されるジャパン・ハッバ(日本祭り)のことを、少しでも多くの人に詳しく知ってもらいたかったというのもある。
縁あって、土曜の午後を共に過ごした人々。
ミューズ・クリエイションの古株メンバーであるShinoさん。「228人分の1人」の彼女。ミューズ・クリエイションの足跡を知る彼女が参加してくれるとき、自分がやってきたことの「確かさ」を認識できるような気がして、ありがたい。
日本語が流暢なジャパン・ハッバの実行委員のインド人女性。
インド人と結婚してカンナダ語が流暢な日本人アーティスト女性。
福岡県久留米市に暮らしていたインド人男性とネパール人女性の夫婦とそのご子息。
日本の伝統建築をインドで具現化すべく訪れている数寄屋大工の男性。
チェンナイ→バンガロールと、インドでキャリアを開拓する女性。
ライヴに行くため、たまたまバンガロールに来訪していたチェンナイで働く女性。
インドに希望と可能性を見出し、家族そろってバンガロールに住まうご夫婦。
音楽制作やDJが趣味だというバンガロールで働く女性。
ニューヨークで出会った日本人女性と結婚した猫煩悩なインド人男性……。
ポジティヴで楽しい気(Vibe)を創造するMUSEにて。それぞれに、交流を楽しむひととき。今回の目的だったジャパン・ハッバについての簡単なプレゼンや質疑応答の場も提供できて、実り豊かな午後だった。ジャパン・ハッバについては、また別途、記したい。