数カ月前から徐々に再始動しているミューズ・クリエイションの活動。WhatsApp(日本でいうLINEのような存在)のコミュニティ/グループ機能を活用しつつ、情報発信や諸活動を再開している。今後のミューズ・クリエイションの方針については、すでに団体案内(企画書)を作成、関係者にシェアしている。
昨今の、わたしの念頭にあるのは、未来。次世代への継承。若者向けセミナーは10年前から開始し、地道に自分の経験に基づく知見をシェアしてきた。しかし情報は蓄積し、沈澱し、浮かび上がる機会が少ない。模索は続いている。そんな中、10月よりミューズ・クリエイションにインターン生を迎えたことを契機に「いかに残すか」に取り組み始めている。
Muse Creation(NGO)と、OKaeri Ventures(フィランソロピー/ビジネス)の両立も、今なら実現できるような気がしている。
さて、WhatsAppのコミュニティに参加してくれている在留邦人及び日本に関心のあるインド人は、現在57名。全員が一気に顔合わせをするのは難しいので、先日のBBQ大会や、小さめの会合などを企画し、今後は従来のミューズ・クリエイションの活動を更に飛躍させる形を実現するつもりだ。
昨夜は、久しぶりにコックスタウン(バンガロール市街)の旧居にて、夫含め10名が集って宴を楽しんだ。昨年5月に新居へ移ったものの、まだ周囲のヴィラは工事中ということもあり、現在はウィークエンドハウス状態。とはいえ、ビジネスセミナーや会合、ゲストの宿泊の際などには新居にいることから、今のところは完全に二拠点生活を送っている。少々の不便はあるが、慣れた。車で片道45分から1時間なので、何かあればすぐに往来できる。
ただ、大人数を招く機能を新居に移していたこともあり、パンデミックに入って以降、この4年近く、旧居のホール(リヴィングルーム)は、活気がなかった。昨日の朝、がらんとしていた空間に少し手を入れ、ゲストを迎える準備をした。
10月の一時帰国以降、向こう1年間、金曜日はインターン学生への指導のために時間を取ることしており(この件については後日別途記したい)、ゆえに昨日も5時ごろまではそのための時間。
その後、手早く作れる料理ながらも人気メニューの丸鶏のグリルや、サラダなどを準備。アペタイザーは、友人のSunetraが始めたケータリングのMy Table Storiesからいくつかの料理を注文した。以前も紹介したことのあるGOURMET CHEESE BOMBSに始まり、インドのストリートスナックでお馴染みのパニ・プリ(ゴルガッパ)、メキシカンタコスなど。いずれも、ワイワイと楽しみながら作り食べられるのがいい。
それと、最近人気のピザ店「Nomad Pizza」の「Traveller Series(出前部門)」からピザを注文。命名がいい。なにしろNomad(遊牧民/放浪者)という言葉に惹かれ、ゴビ砂漠に憧れ、北京からウランバートルまで36時間の無謀列車旅(1992年)を決行したくらいだから。
食に関するビジネスが目まぐるしく変化/進化しているバンガロール。オーガニック食品事情も栄枯盛衰著しく。今回、初めて利用してみたサイトが、かなりよかった。Buy Direct From Local Farmersをコンセプトに、さまざまなオーガニック食品のブランド、業者が束ねられている。
デリーではこの季節、街に出回る「食用ほおづき」を注文したところ、新鮮なものが届いた。サラダにトッピングしたら、みな初めて食べるということで、おいしいと喜ばれた。ちなみに最後の写真が、配達されてきたバッグ。見た目、決して美しいとはいえぬが、ノープロブレム。業者によって、パッケージなどは異なるが、ともあれ、試す価値はあるかと(バンガロール、ハイデラバード、チェンナイ)。
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昨夜は、皆が帰宅した後、片付けを済ませて就寝。宴のあとの片付けは、楽しい時間を反芻するひとときでもあり、嫌いではない。身体は疲れていても、心が整理されるので、好きな時間だともいえる。
そして今朝。目覚めて、すっきりと片付いたリヴィングルームを見た時、ハッとするほど「気」のよさを感じた。家が喜んでいるのが、如実に伝わるのだ。ここ数年、新居にばかり気遣っていて、旧居のメンテナンスを後回しにしてきた。空き家は老朽化が早いというが、家のそのもの、空間もまた、住む人の心遣いを欲しているのかもしれない。ここ数年の放置を反省した。2007年に構築して以来、気づけば16年余り。随所に不調が見られる旧居。来年は、きちんと時間をとって、リノヴェーションをしよう。
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