曇天&強風吹き荒れる本日、福岡タワーのそばにあるRKBへ。今回もまた、中西一清さんの番組にちらりと出演である。
『スラムドッグ$ミリオネア』の話を軸に、インドの現状についてを数分間、語り合う。
あっというまの出来事である。
スタジオでの記念撮影も忘れてしまった。
ちなみに放送は再来週あたりとのこと。
日時が確定したら、また改めてここで報告したい。
ここ数日で、すっかり「博多弁」も復活して(ラジオでは標準語だが)、18歳までしかここにいなかったというのに、その流暢さに自分でも感嘆する。
日本を離れて13年。
しかし流行語などを除いては、普段はほとんどしゃべらなくても、日本語が話しづらくなることなく滑らかである。
むしろ、普段あまり話さない分、話したいがあまり多くて溢れ出してくる状況ある。心底、こてこてに、自分は日本人であることを痛感する。
収録の後は、近所のそばやで「天ざるそば」をごちそうになる。上の写真は、そのときのもの。
田舎の茶屋にでも来ているような風情だ。
午後は天神へ赴き、今日は真剣に買い物を。インドではなかなか手に入らない質のいい下着などを探す。この時期、夏に向けての商品が並んでいるので、インド暮らしにはふさわしい。
たとえば肌着にしても、「アサメリーもの」など、蒸し暑いムンバイ生活にはよさそうだ。インドに暮らすようになり、よりいっそう化繊が苦手となった身には、天然素材がうれしい。
岩田屋、三越、大丸などを点々とし、疲労困憊になりつつも、街をゆっくりと見て回るのは今日くらいしかないのだからとがんばってみる。
古くからの商店街である「新天町」は、「給付金セール」と銘打って、平日にも関わらず、大いに賑わっていた。給付金。これまたよくわからんが、わからんのでコメントは避ける。
結局、たいした買い物はしなかったものの、日本の流行や店の雰囲気などをつかめて楽しかった。
書店で雑誌などを購入し、しばらく天神地下街のスターバックス・カフェでお茶休憩。なじみのあるインテリアで、気分が落ち着く。
さて、夕食はRKBのディレクターの実藤さんと、大学の同級生である依子さんと3人で夕食の約束をしている。お二人が友人同士であったことは前回の帰国前に知り、半年前はアルヴィンドも含め、4人で夕食をとったのだった。
今日は日本語のみで心置きなく話せると思うと楽しみである。
待ち合わせの場所はホテル・オークラ。約束の時間までは30分あるし、東京でタクシーに甘えすぎたことを反省し(講演前に疲れきってはならぬということを言い訳に、深夜の地下鉄を避けた)、福岡ではバス&徒歩である。もしくは電車である。
とはいえ、荷物も結構重いし、道を間違えたくないから、念のため、大丸の駐車場前に立っていた若い警備員のお兄さんに確認する。
「ホテル・オークラはこちらの方向ですよね」
「あ、オークラは、こっちじゃありませんよ。向こうのあの道をまっすぐに500メートルほど行かれますと、左手にあります」
と丁寧に教えてくれる。
あれ、あっちだったっけ? ともあれ、日本の人は、応対が本当に丁寧で親切であるなあとしみじみ思いつつ、指示された方角を歩く。500メートルはすでに歩いている気がするが、なかなかホテルは現れない。
ようやく、それらしき建物が見えて来た。ん? なんだか、違う気がする。
Hotel New Otani
ホテル・ニューオータニじゃないのよ!!
ホテル・オークラとは全然違う場所である。嗚呼! あの兄さんはインド人かイタリア人か。勘違いしてしまう気持ちもわからんでもないが、脱力感。
しかしここでタクシーに乗っては癪に触る。バスの路線もようわからん。来た道を引き返し、更に中洲方面へと向かい、都合30分かけてホテル・オークラにたどりついたのだった。
いい運動だった。ったくもう。
夕飯は、実藤さん行きつけの小料理屋さんへ。刺身や煮魚、野菜の煮付けなど、カウンター席であれこれと家庭料理を味わって、楽しい夕べである。
なんやわけわからんが、最近のメディアでよく見る「草食系」という男子のことについて、カウンターで働いていたアルバイト青年(大学生)にコメントを聞くこともでき、それはそれで面白かった。
「僕は肉食系です。肉は脂身が好きですから」
そういう問題なのか? という気がしないでもないが、そういう問題でもあるのだろう。
I went to RKB radio station to talk about India. I talked to Mr. Nakanishi in his program. After the recording, we went lunch near the office. Afterwords, I did shopping at the Tenjin area, and had dinner with my friends in Nakasu.