月曜とはいえ、休日ムードのマルハン家。二人して、おなじみAngsana Spaにてトリートメントを受けるべく、UB Cityへ。街は曇天だが雨は降らず、水不足が懸念されていることを実感する。
メトロとはいえ、地上路線と地下路線とが混ざっているようで、このあたりは地上を走るようだ。
数日前、デリーでは工事現場で足場が倒壊し、死傷者が出た。
その直後に、クレーン車が倒れる事故が起こった。インドの工事現場を見ていると、事故が起こらない方が不思議。とさえ思う。
しかし事故に巻き込まれることを恐れたりしていては、生きてはいけない。
それはテロを恐れるのにも似ている。ともあれ、百億万が一、の場合を想定し、危険ムードが漂っている界隈を通過するときのみにおいて、一応、周辺の様子に目を走らせるのである。
やばい! と思ったら、360度を一気に確認して、車から脱出! である。
・地下鉄で不審な液体を見つけたら。
・テロリストが突撃してきたら。
・エレベータが急停止したら。
・建築物が倒壊してきたら。
・ビルディングで火災が発生したら。
地下鉄サリン事件をはじめ、自分の生活圏内、あるいは身近において、危険な出来事が、それなりに起こって来た我が身の上。ついつい、いざというときのためのシミュレーションをする癖がついている。
しかし、そのようなことを夫に話すと、「なにそれ?」と取り合ってもらえない。危機感皆無の夫である。というよりも、あまり考えたくないらしい。むしろ、その方が、平和なのかもしれないとも思いつつ。
さて、Angsana Spaにて、いつもと同様、フェイシャル&ボディマッサージの2時間コースでじっくりと極楽気分を味わった後は、やはり定番のToscanoでランチ。
本日、わたしはサラダとスパゲティを注文。このセットが600円程度(だったと思う)とは、インドにしては高いが、しかし先進諸国に比すれば、リーズナブルである。
物価の複数構造により、ひと言で「安い」とか「高い」とかを判断できないのが、いちいち面倒なインドではある。
さて、夜は久しぶりに、IISキャンパス内にある義姉スジャータ&義兄ラグヴァンのお宅を訪問。彼らは「スイス&トルコの旅2週間」に加え、その前後をデリーで数日間過ごしていたこともあり、1カ月以上、顔を合わせていなかった。
デリーの義父ロメイシュ、義継母ウマと4人での旅は、とても楽しかったよう。トルコ旅の写真を見せてもらえば、あれこれと、珍しい食べ物がたくさん! いや、モスクその他、建築物も非常に興味深かった。
写真を見ながら、トルコ土産のオリーヴや、わたしたちが持参したパルマハムなどをつまむ。そしてラグヴァン教授の研究室の学生がドイツ旅行の土産に買って来てくれたという、フランケンの白ワイン(トロッケン)をいただく。
トロッケンとはドライな味わいのことらしいが、ほのかな甘みと爽やかな口当たり、フルーティでとてもおいしいワインである。ちなみにボトルは個性的な楕円形(というのか?)をしている。
さて、今日もまた、スジャータが手料理を準備してくれていた。
インド北部のナガランドで買って来たという「炊飯釜」だとのこと。
欲しい!
我が家ではインド米、日本米を問わず、ご飯は鍋で炊いているが、そしてそれはそれでおいしいのだが、土鍋だとよりいっそうおいしいだろうなと思っていたのだ。
聞けばナガランドでは、スティッキーライス、つまり粘り気のある、多分日本の短粒米と似ているかもしれない米が食されているらしい。
そしてこの土鍋は、スティッキーライス向き、だというではないか。
欲しい! 欲しすぎる!!
スジャータ曰く、デリーにあるインド全国民芸品&工芸品村であるところの「ディリハート」に売っているかもしれないとのこと。ナガランドに行かずとも、入手できる可能性あり!
次回、デリーへ赴いた折には、ぜひともディリハートに立ち寄ろうと思う。
それにしてもラグヴァンとスジャータ。
ナガランドでヘッドハンターの頭蓋骨ボックスを買ったり、***を食べたりするだけでなく、実用的なものも購入していたのね。
左上:キュミンシードとコリアンダーの風味が効いたダル(豆の煮込み)。右上:ダイコンのサラダ。
左上:ナガランドの土鍋で炊いたインド米。右上:カリフラワーのソテー
どれもとてもおいしくて、今日もまたついつい、食べ過ぎてしまう。しかし、ヘルシーな料理なので、少々食べ過ぎても胃にもたれたりは決してせず、心地のよい満腹感である。
さて、今週はまたしても、チャリティ・ティーパーティを開催する。今回は企画ものを準備して「スパイス講座」を開くことにした。
今後のあれこれに応用すべく、Power Point にて資料を作っているのだが、仕事並みの熱の入れようで、かなりいい資料が出来上がった。
この調子で、あれこれと資料を作り、日の目を見るか見ないかはさておき、坂田プロジェクトを少しずつ、遂行して行こうと思う。