バンガロールを発った昨日の朝が遠い。まるで異国を旅しているような気分だ。
6割がスィク教徒、3割がヒンドゥー教徒、残る1割は主にイスラム教徒とキリスト教徒だとされるアムリトサル。
バンガロールではあまり見かけない、ターバンを巻くスィクの人々が、ここではマジョリティで、人々の風貌も、言葉も、ライフスタイルも、街の光景も、何もかもが異なる。
今朝はホテルで典型的なパンジャーブ料理を楽しんだ後あと、チェックアウト。3人で市街を軽く巡り、本日到着の5人と合流してランチ。食後、2台の車に分乗して、ダラムサラを目指したのだった。
ダラムサラへ向う途中、ドライヴイン風のレストランで休憩。ヒマラヤの山麓で、日本土産のチョコレートを食べる富士山。諸々、超えてる。
約5時間のドライヴを経て到着したヒル・ステーション。気温はぐっと下がり、久しぶりにダウンジャケットに身を包む。
ヒマラヤ山脈の麓、ヒマーチャル・プラデーシュ州にあるダラムサラ(ダラムシャーラー)。ここにはチベットの亡命政府がある。今からちょうど60年前の1959年、チベットは中国によって軍事制圧された。その際、中国の支配を逃れるため、多くのチベット人がインドやネパール、ブータンなどに逃れた。
チベットのラサを追われたダライ・ラマ14世は、以来、ダラムサラのマクロード・ガンジと呼ばれる場所を亡命政府、すなわち拠点としている。
今回の旅を企画・コーディネートしてくれているデッキの家族はまた、カルナータカ州に逃れた。坂田セミナーでも触れているところの、バンガロールからクールグへの道中に位置するバイラクッペ(バイラクーペ)はそのひとつ。ここには数万人のチベット人が暮らしている。
今日も今日とて、書き残しておきたいことが募るが、連日の睡眠不足につき控えておこう。明日の朝、ホテルのバルコニーから望む光景が楽しみだ。