京都を離れる前日、夫とは別行動。彼はツアーガイドを依頼して、南禅寺や哲学の道など、観光客が少ない場所を案内してもらうべく、出かけた。
わたしはまず、平安神宮の近くにある京都市勧業館「みやこめっせ」へ足を運んだ。ここには、京都到着の翌日、京都工芸染匠協同組合理事長の竹鼻さんにお会いしたときに勧められていた「京都伝統産業ミュージアム」があるのだ。
京友禅サリーのプロモーターをお引き受けしたものの、京都の伝統工芸についての知識がなかったことから、少しでも全体像をつかみ、勉強できるところがないだろうかと思っていたところ、ここは非常に好適な場所だった。英文も併記されているので、海外からの旅行者にもおすすめの場所である。
織物、染物、漆器、陶器、お香、仏壇、和菓子……と、あらゆる京都の粋が展示されている。その製造工程もシンプルながらわかりやすく紹介されていることから、商品、作品に対する愛着がわく。
京友禅、西陣織、京鹿の子絞り……どれを見ても、インドとの結びつきを感じずにはいられない。いや、目に飛び込んでくるすべてに、シルクロードの、旅の追憶。
🌸みやこめっせ
https://www.miyakomesse.jp/
🌸MIYAKO MESSE
https://www.miyakomesse.jp/english/
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