平安神宮の界隈には、京都伝統産業ミュージアムを擁する「みやこめっせ」だけでなく、「京都国立近代美術館」や「京都市京セラ美術館」「ロームシアター京都」「細見美術館」など、立ち寄ってみたい場所がたくさんある。次回、ひとり旅の際には足を運ぼうと思う。
さてこの日、みやこめっせを訪れる前、向かいの蔦屋書店内にあるカフェレストラン「京都モダンテラス」へ赴いた。ここで、神戸在住の大学生、真樺(まなか)さんとランチを共にする約束をしていたのだ。
パンデミックが開けの昨年半ばごろから、わたしの主宰するミューズ・クリエイションのことを知った日本の大学生から、インドでのインターンシップに関する問い合わせが増え始めた。
積極的に世界に出ようとする若い世代の存在は、未来の希望だ。
しかし、率直に言って、インドに対する通り一遍のイメージで、「インドの貧困層を救いたい」という上から目線のアプローチが多数。情報がないから仕方がないとはいえ、頭でっかちな意識の高さと、知見の偏りが気になるケースが多い。
「就職活動に有利だから」という理由でも、動き出すことができるのはすばらしいこと。
しかし! メールや連絡のやり取りに関しても、基本的なやりとりのマナーや礼儀がなっていない学生が多くて驚かされる。無論これは、学生に限らず、社会人も同様だが。他人の情報提供を軽視しすぎる傾向は、インターネット普及以降、年々拍車がかかっている。
インドを救う前に日本を救え。
インドの子供らに勉強を。という前に、まずは自分が学べ。
などと、突っ込みたくなることもしばしばだが、それではいかにも大人気ない。わたし自身、大学時代は概ね阿呆だったし、大人には大いに助けられた。自らを振り返り、自分がされてうれしかったことを思い出し、極力、親身に対応し続けている。
学生の相談に乗ることは、仕事としてではなく、日本の未来のために(大げさではなく)自分にできることをと……との思いである。
さて、これまで何人かの学生とZoomなどで話をしてきた。真樺さんはそのひとりだが、意気込みが違う。対応が丁寧で真摯な彼女は、近い将来、真剣にバンガロールでの「修行」を望んでいる。わたしの提言を、すぐにライフに取り入れ実践するなど、非常に前向きな女性だ。
この日、神戸から駆けつけてくれ、短時間ではあったが、お会いできたのもご縁。近い将来、バンガロールで再会できることを願いつつ。Good luck!
🍽京都モダンテラス
https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/floor/shop/kyoto-modern-terrace/
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。