✈︎「スケジューリングの女王(わたし)」の鉄則は「立て込む時こそ余白を作る」であるということを、つい先日記したかと思う。この2週間は、その掟を遵守しておいて本当によかった。予測していなかったバンド(ジェネラル・ストライキ的なもの)が2度も起こり、予定変更を余儀なくされ、確かにバタバタはしたけれど。
きちんと旅の準備をし、しっかりと睡眠をとり、出発前日にはマッサージも受けてリラックスし、土曜の夜は、かなり早めに空港入りした。やり残したことはあるが、それはそれ。無理して拙速するよりは後回しだ。
さて、先日来、記してきたベンガルール新空港ターミナル2。国内線は、すでに利用したが、国際線は今回が初めてだった。こちらもまだ、完成はしておらず、店舗やレストランなどは半分以上が機能していないが、十分によい雰囲気は味わえた。
ターミナル2取材のレポートは、この日本旅を終えてから、日本語および英語でも残そうと思う(自分にプレッシャーをかけている😆)。
さて、出国手続きを終えた先、まずは免税店のゲートに出迎えられる。ここにはグローバル・ブランドはもちろんのこと、インド(特に南インド)ブランドの嗜好品が見られたのはうれしかった。これまで何度も紹介してきたバンガロール拠点のシングルモルト・ウイスキー「Amrut」や南インド産のARAKU COFFEE、やはり南インド産のカカオを使ったチョコレートなど。
また、バンガロール発のチョコレートブランドSMOORやインド菓子のANANDもお勧め。ANANDのクッキーは日本の家族や友人にも人気だったので、今回、SWIGGY(フードデリヴァリーサーヴィス)で大量に注文してスーツケースに詰め込んだが、重すぎた。しかし喜ばれる。家族ほか、母が日頃からお世話になっているご近所さんに配布する。
バンガロールと成田を結ぶ日本航空の直行便が出たのはうれしいが、出発が深夜3時近いのは、なかなかにタフ。眠たい目をこすりつつ、搭乗口で待っていたら、ほんのりと顔なじみの女性(AKさん)から声をかけられた。
💃2021年5月ごろ、インドがCOVID-19デルタ株の第2波で多数の死者が出ていたロックダウンの時期。わたしは、オンラインでBOLLYQUEによるボリウッドダンスのレッスンに参加していた。AKさんとは、束の間、クラスメイトだった模様。ちなみに彼女は今でも、レッスンを受け続けていらっしゃる。
BOLLYQUE主催者の女性たちは、その後、バンガロールを訪れ拙宅に滞在。京友禅サリーを着て踊ってもらうなど、いろいろと楽しい時間を過ごした。彼女たちの動画などを通しても、AKさんは、わたしのことを知っていてくれたようだ。
というわけで、1枚目の2ショットはAKさんとわたし。今回、仕事でバンガロール出張されているAKさん。偶然にも同じフライトでのご帰国だった。わたしの猫Tシャツはさておき、彼女が着ているTシャツ。ビール好きなインド在住者ならば、誰もが知っているであろうBIRAのデザインだ。
🍻BIRAは、ニューデリーを拠点に創業したB9(ビーナイン)ビバレッジズのビール・ブランド。2015年にビールの販売を開始した。従来、キングフィッシャーの独壇場だったインドのビール業界に、新風を吹き込んだブランドだ。無論、バンガロールでは、2012年に4つのブリュワリーが誕生したのを契機に、クラフト・ビールのブリュワリーブームが巻き起こった。
ちなみにバンガロールはキングフィッシャーの拠点で、市街中心にあるUB(United Breweries) シティは、かつてビール工場があった場所。その歴史は英国統治時代に遡り、アルコール自由度がインドで最も高い「パブ・シティ」でもあった……と、毎度、いちいち、書き始めるとエンドレスなので割愛。
ところで、日本のキリンホールディングスが、2021年、B9(ビーナイン)ビバレッジズに1500万ドル出資し、2022年11月には7000万ドルを追加出資している模様。最近では、ベルギー王国のビールを彷彿とさせるフレイヴァーものにも力を入れているようで、シトラス風味なども爽やかに美味。創業当初から、ポップな関連商品も多彩で、華やかなマーケティングだ。
話が長くなってしまったが、AKさんはキリンホールディングスに勤務されおり、その関係で、BIRAのTシャツ。この件、当方のソーシャルメディアにて言及することは確認済み。
BIRAについては、5年前に食のブログにても紹介している。当時のマーケティングがインド的には斬新で興味深かったので、そのことにも言及している。参考までに。
🍺インドのビール業界における風雲児、BIRA (2018/04/10)
https://museindia.typepad.jp/eat/2018/04/bira.html
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