昨日は、1カ月ぶりに新居へ。ドアを閉めていてなお、隙間から入り込んでくる工事現場の埃。ウィークエンドハウスにつき、メイドを雇っていないので、未だ、自分で掃除をする。数カ月に一度、ディープクリーニングを依頼しているので、清潔は維持できている。
無論、日頃の掃除も、外部に依頼しようと思えば可能。しかしわたしは、自分で掃除がしたい。掃除が好きなのか、と問われれば……好きだと断言できない。しかし、掃除は、いいのだ。
身体を動かすことで、心身のエクササイズにもなる。無心で拭いたり、磨いたり、水で洗い流したりすることは、瞑想のようでもある。
禅の修行は掃除からはじまるといわれる。禅寺の朝はまた、掃除からはじまる。掃除によって脳内が整理され、心が調う。
掃除で汗を流した後、自らもシャワーを浴びてすっきりする。清潔になった空間は、ひたすらに心地よい気で住む人を包み込んでくれる。幸福感が増す。
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2022年5月に完成して早3年。「本来ならば」その年に、我が家を取り囲む4軒のヴィラも完成するはずだった。しかしながら、この3年間、工事は遅々として進み、ようやく2軒がほぼ完成した。今年は旧居の改築も行う予定で、旅は少なめ、バンガロールにいる時間が長くなる。
4猫らにとっては、旧居が世界のすべて。彼らが新居に移住するときが、我々にとっても、新居が本拠地になるときだろう。
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まだ微妙に時差ぼけで、夜は10時ごろ眠くなり、朝は6時前に目が覚める。健康的ではある。眩い朝日に照らされて、コミュニティを散歩する。3年前に完成する予定だったコロッセオ風のクラブハウスは、まだまだ絶賛工事中。工事中にも関わらず、内部のジムはすでに稼働している。未完成でも動き出す。それがインド。
翻って我が家の外庭。まだ、何もしていない芝生のままだが、来年あたりはランドスケープを考えよう。今年は内装を完成させる(まだ完成していない箇所あり😅)。
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わたしが一番好きな場所、それは月光ライブラリ。やっぱり、この空間は最高。ここに座ると、とても懐かしい気持ちになる。昔からの記録や本が並んでいるからだろうか。それだけではない。日差しの具合や空気の漂い方が、懐かしいのだ。
今回、福岡に関する本を、大量に購入してきた。どれもこれも興味深く、福岡がどれほど日本の歴史にとって重要な土地だったかを学んでいる。表紙を撫で、目次を読み、パラパラとページを捲るだけでも、そのコンテンツの豊かさが指先から伝わってくる。
日本への一時帰国のたびに、日本の欠片を持ち帰り、この家に配する。インドと日本が共在するこの空間が、本当に愛おしい。大切に、整え、調える。
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