先週は、思いがけないタイルワークによる時間の浪費にて、かなり切羽詰まった仕事環境であったが、昨日今日の半日ずつで、かなり効率よく、いい仕事ができた。
母が食事の準備や片付けを手伝ってくれるのも、助かっている。ま、昼間はプレシラちゃんが掃除をしてくれているし、料理くらいせんことには、日本に帰ってからの社会復帰が危ぶまれるというものだ。
ここ数日、原稿執筆の仕事と並行して、あるリサーチの仕事をしていた。
インドにおける「とある飲食物」のリサーチのため、その「とある飲食物」をバラエティ豊かに入手し、「味見」をするのである。具体的なことを書けないのが残念なほど、いろいろな発見があった。
今まで知らなかった「インドならではの身体にいいもの」も見つけたので、いつか、どこかで、さりげなく、忘れたころに、紹介したいと思う。
普段からリサーチめいた日常を送ってはいるが、仕事となると当然ながら気合いが違う。仕事をきっかけに日常生活を豊かにする発見があるというのは、いいものだ。
我ながら、相変わらず、前向きな所感である。
我が家の庭はL字型になっており、下の「_部分」がユーテリティルームに面したこのたび新設のバルコニーなどがある。
洗濯物を干すのに便利なのに加え、朝、ヨガをするのにも好適な場所だ。
木陰だということもあり、これまで「I部分」に比べるとかなり地味な扱いを受けていた「_部分」の植物を、もう少し充実させようと、本日ようやく、調達の運びとなったのだ。
本当は、もっと早いうちに仕上げたかったのだが、なにしろ、タイルワークが長引いたこともあり、今日になった。あれこれと、大小何種類もの植物を、豪快に100鉢ほども買う。
明日、ガーデナーが配達に来る。配達してもらって、その場で様子を見ながらレイアウトを決め、ガーデナーに植え込んでもらうつもりだ。
いったい、どんな庭になるんだか。最早、誰にもわからない。
ところで、米国やらスイスやらギリシャやらを旅していた義姉スジャータとその夫ラグヴァン、それからトルコやらギリシャやらを旅していた義父ロメイシュ&その妻ウマが、それぞれ、バンガロール&デリーに戻って来たようだ。
かなり楽しい旅だったようだ。
このごろのわたしは、著しく欧州要素が足りぬ。米国とインド+アジアの国々を行ったり来たりの2年あまり。あの、27歳のときのような、欧州3カ月一人旅、なんてことを、もうこれからさきの人生、やることはないんだろうか。
まあ、あのような貧乏バックパッカーの旅を、今更3カ月もやれといわれても、それはそれで、いやだけど。モンゴルだの、中国だの、あちこちを一人で放浪したものである。うすら汚れていたものである。
ニューヨーク時代も、アルヴィンドと二人でよく、旅をしたものだ。
旅情。
この国に住んでいると「旅情」という言葉さえ、異質の匂いがする。
十月の米国行きは欧州経由で、なんとしても欧州のどこか(パリかロンドンかフランクフルトが拠点となるだろう)に立ち寄りたいものだ。だけどハニーの仕事の都合があるからなあ。
シエナ、アッシジ、カダケス、バルセロナ、リスボン、ベルリン、プラハ、ドレスデン、アントワープ、マルメ、コペンハーゲン、コミーヤス……思いつくまま、今すぐにでも行きたい土地が、次々に脳裏を過る。
いかん。少々睡眠不足のようである。寝よう。
今日は我が「クオリティコントロール(品質管理)」担当の夫から「フェイシャルに行った方がいい」との指令を受けたので、明日は母のヘアカットに同行しつつ、フェイシャルやらマッサージやらをしてもらいに行こう。