The day before yesterday, I met Asako (Asha) and her family for the first time in a year. Asako’s diary written in her younger days was translated into English by her granddaughter-in-law, Tanvi, and published at the end of last year. I attended an event held to commemorate the publication. The book is a clear record of those days.
Asako was born in Kobe, Japan, to Indian parents who fought for India’s independence during British rule. She is a woman who seems to symbolise the cooperation between India and Japan during the Second World War.
She wished for the independence of her mother country, which she had not yet seen, in the image of her parents, who were instrumental in Subhas Chandra Bose’s efforts to work with the Japanese Army. With a burning desire, she volunteered for the ‘Indian National Army Women’s Corps’….
◉The War Diary of Asha-san : From Tokyo to Netaji's Indian National Army
https://harpercollins.co.in/product/the-war-diary-of-asha-san/
【Youtube Video】STORY OF ASHA: Born in Japan. Fought for Swaraj with Netaji.
インド独立の志士「朝子」を通して知る日印の絆
このビデオは、昨年、わたしが作ったものです。朝子さんとわたしの対談を軸に、構成しています。朝子さんとそのご家族の経験を通し、インド独立軍と日本の関わり、スバス・チャンドラ・ボースについてを、わかりやすく解説しています。ぜひご覧ください。
インドでの日常生活においては、深い物語への扉がそこここにある。うっかり開いて奥を覗いてみようものなら、ついつい引き込まれて彷徨わずにはいられない。朝子さんとの出会いもまた、そのひとつ。日本とインドの歴史を紐解けば、その豊かさに圧倒される。
一昨日、朝子さん(アシャさん)とそのご家族に、1年数カ月ぶりにお会いした。朝子さんが1943年から1946年に残していた日記の英語版が、昨年末、孫嫁のタンヴィによって出版されたのに伴い、その発表会を兼ねたイヴェントがバンガロールで開催されたのだ。
朝子さんが当時、書き記していた日本語の原本は、残っていない。しかし、彼女が記憶をたどりながらヒンディー語で書き直したものが1970年代に出版されていた。その後、朝子さんは日本語であらためて日記を書き直し、2010年に日本語版『アシャの日記』が出版されていた。
ライターであるタンヴィは、単にヒンディー語の日記を英訳するにとどまらぬ、当然のことながら、時代考証にも力をいれていた。当時の日印の状況について、読者が理解できるよう、朝子さんの一家が日本に暮らした背景も冒頭にて言及している。
タンヴィの後書きによると、彼女はインド系米国人作家のジュンパ・ラヒリの「翻訳の仕事は、作家になるための修行である」といった主旨の言葉に影響を受けて、このプロジェクトに取り掛かったという。ちなみに米国在住時代に、わたしはジュンパ・ラヒリの作品が好きで、複数冊、読んでいた。この話になると、また長くなる。
ともあれ、この日は、朝子さん、朝子さんの息子のサンジェイ、タンヴィ、そして彼女のライターの師匠である作家、Anita Nairが登壇しての、トークが開かれたのだった。
折しも今からちょうど1年前、わたしは日本に一時帰国していて、『インド独立の志士「朝子」』の著者である笠井亮平氏と、笠井氏が朝子さんのことを知るきっかけとなった日経新聞の岩城聡氏とランチを共にし、その後、蓮光寺にあるスバス・チャンドラ・ボースの碑を詣ったのだった。
……あれもこれもと、書きたいことが募るが、尽きない。ひとまずは、昨年作った動画と、朝子さんに関する出来事をまとめたブログをここに残しておく。インドと日本の歴史の一端を知るのに役立つと思われるので、ご覧いただければ幸いだ。
🇮🇳🇯🇵一年ぶりに再会! 朝子さんとそのご家族。日本とインドの歴史に思いを馳せるゆうべ。『アシャの日記』英語版の出版記念イヴェントへ。
【深海ライブラリ・ブログ】朝子さんに関する記録のまとめ
https://museindia.typepad.jp/library/2022/03/asako.html
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