先日行ったチャリティ・ティーパーティで集まった「不要品」及び、「寄付金で購入したプレゼント」を、スラム内にある女性のための慈善団体クレセント・トラストへ届けに行った。
参加費として集まったお金を、寄付金として直接渡すより、なにか意義深いものを購入したいと考えた。
今回は、託児所に通う子供たちへ向けて、書物やちょっとした玩具を選んだ。
学ぶことを切望している子供たち。
学べば伸びる可能性を、強く秘めている彼ら。
先日訪れた時、棚に置かれた本が数冊しかなかったので、本は好適だろうと思ったのだ。
さて今日は、わたしだけではなく、ティーパーティに参加してくれた友人2名も同行してくれるという。
クレセント・トラストのジョセフ氏に電話をしたところ、道が悪すぎて普通車では車が傷むから、4WDで我が家まで迎えに来てくれるという。
かくなる次第で午前11時、我が家に集合し、たくさんの品々を車に運び込み、訪れたのだった。今日は先日とは異なる、ムスリムエリアのローカルマーケットをくぐりぬけていく。狭い街路にひしめき合う露店。猛烈な喧噪だ。
しかしながら、並ぶ野菜や果物の、いきいきと力強い様子。車窓からカメラを向ければ、笑顔で手を振る人たちもいて、相変わらずこの国は、陽気な人たちの多いこと。
喧噪の果てに、スラムエリアへたどりつき、今日はクレセント・トラストの本部のビルディングにある託児所を訪問。額にビンディをつけてもらい、花をつけてもらい、マンゴージュースを出してもらい、今日もまた歓迎される。
初めて訪れたこの間は、みながきょとんとした顔でわたしを見つめるばかりだったが、二度目の今日は、「アンティ! アンティ!」と声をかけてくれて、かわいいったらありゃしない。
しばしの間、本を読んであげたり、ボールでの遊び方を教えたりして過ごす。ボールで遊んだことがないのだろう、ただボールを抱きかかえている女の子もいる。
それにしても、どの子も大きな瞳がきらきらとしていて、食い入るようにこちらを見つめて、抱きしめたくなるほどかわいい。
なので一人の男の子を膝に抱きかかえたら、ものすごくおびえられ、「涙目」で見つめられてしまった。
悪かった。わたしが悪かった。
平坦な顔をした、見慣れぬタイプのアンティに突然触られたら、そりゃ驚くというものであろう。
かわりにご機嫌な女の子を膝に抱えて記念撮影。
同行してくれた友人らも、子供たちとのひとときを楽しみ、ジョセフ氏の人柄に感銘を受け、いい時間を過ごせたようだ。
また将来、チャリティ・ティーパーティを開き、このような機会を作っていきたいと思った。