前置きが長くなったが、一昨日の金曜日は、13回目のチャリティ・ティーパーティを開いた。
当初はインドの貧しい人々に向けて、なにかをしてあげるために、というスタンスが色濃かったが、今は多分、違う。
この場を設けることで、参加者には、別の意味合いを見いだしてもらいたいとも思っている。
今回は新しい方々を多く招き、基本の講座であるところの『インド料理とスパイス』を催した。同時に、インドの食生活について、多岐に亘って説明をする。
インド生活を積極的に受け入れようとしている方々ならば、きっと得られた情報を自分なりに咀嚼して、インドでの生活に生かしてくれることだろう。
99%、インドで調達したもので、おいしい物が作られるということは、あらゆる生活基盤の「基本」でもあると思うのだ。
そんな次第で、本日は、「我が家の食卓がアルフォンソ・マンゴー祭り」である。マンゴータルトのほか、マンゴームースも作った。毎度おなじみのスコーンも焼いた。
インドになじみのない方が多いので、インドならではのスウィーツ(ミシュティ)も購入した。
コルカタに本店を置くベンガル・スウィーツの老舗「K.C DAS」は、バンガロールにも大小の店舗が10以上ある。
ここで、甘くて濃厚なヨーグルト、ミシュティ・ドイ(写真右上)や、チャムチャム、小粒グラブジャムン(写真左上)などを買い求めた。
みなさん、好奇心旺盛、食欲旺盛で、あれこれと試される。全体に概ね好評で、よかった。
ところでアフタヌーンティー気分を盛り上げてくれる二段重ねの皿。これはFabIndiaのインテリアコーナーで購入した。最近、FabIndiaはお洒落なアイテムが増えている。
さて、参加者のほとんどが、バンガロール移住前からこのブログをご存知だとのことで、この会のことも知っていらした。
楽しみにしてくださっている旨を、率直に伝えていただけるのは、わたしとしても、とてもうれしい。
このごろは、以前に比べて「ブログの情報を参考にしています」という声を届けてくれる人が増えたので、それもまた、うれしいものだ。書き甲斐がある。
地蔵前の一隅にて、茶会を楽しむ参加者。円坂寺の地蔵は、本当におやさしいお顔で、人々を見守ってくださるのである。
本日は、絞りのサリーを着用の我。サリーに興味をもっていらっしゃる方も多数あるので、近々「サリーの買い方、着付け方講習」なんてのも、開いてみようかと思う。
細身で小柄な日本人に好適なサリーというのがあるので、そのあたりのアドヴァイスなどもできる。
太身で大柄な日本人にの方は、基本、どのようなサリーでも着こなしやすい。日本では服を選ぶのに苦労する方こそ、インドのサリーを満喫してほしいものである。
たまたま肉屋で、新鮮な鶏肉を仕入れて来たばかりだったので。
今回、二度目の調理実習だが、鶏肉捌きを見てもらうのは、初めてのこと。
丸ごと鶏肉は、骨のだしがとれて、本当においしい。
今度、動画でも撮ってYouTubeに載せようかしらん。
ちょっと怖いかしらん。
ちなみに写真は、首の部分を切っているところ。
この後、手羽や足の部分を切るのだが、ターンと力一杯切らずとも、包丁を傷めることなく、関節のあたりから静かに刃を入れられるところを見てもらった。
首や胴体の部分は、やわな包丁ではちょっと切りづらいので、料理ばさみなどを用いるのもいいだろう。
ところで、右上写真の、恰幅のよい人影は、我が家のメイドのプレシラである。怪力プレシラ。破壊力満点のプレシラ。
中学時代、クラスの女子の中で、最も握力の強かったわたしでも開けられない瓶の蓋などを、こともなげに開けてくれる。一方、繊細な石鍋をガシガシと洗って、取っ手をへし折ったりする。
左写真。あまりにもしょぼくれた顔で写っているので、小さく調理実習の様子を。
時間がないいるので、じっくり煮込むことなく、チキンカレー作りのデモンストレーションを行う。
ルー(玉ねぎ、トマト、スパイス、ヨーグルトなど)を煮込むまもなく、火が通ったところで鶏肉を入れ、やはり鶏肉に火が通ったところで、急ぎ「味見」をしてもらった。
味が浅かったが、それなりにイメージは掴んでいただけたと思う。
が、参加者の皆様。
あのあと20分ほど煮込んだら、あれよりもず〜っと旨味のある、まろやかなチキンカレーとなります。あの晩は夫が会食だったので、わたしはひたすら、ひとり黙々と食しました。おいしかった。
【ご報告】
5月25日に開催した小規模なティーパーティ(第12回)分を含め、合計7800ルピーの寄付金が集まりました。
10000ルピー以上が集まったところで、いずれかの慈善団体に寄付をしに行きたいと思いますので、次回までこちらでお預かりいたします。
次回のティーパーティではご要望の多い「サリーの買い方、着付け方」についてをレクチャーしたいと思います。