バンガロールの中心エリア、UBシティにある地中海料理レストランFAVAにて、3カ月前から毎月実施されることになったというマーケットへの出店に招待された。
オーナーは、同レストラン及び、CAPERBERRYというレストランを経営しているほか、ミューズ・チャリティバザールに出店してくれたキャンドル・ショップの経営者でもある。
グルメフードやオーガニックショップなど、飲食関係の店舗が出店する中、毎回1店舗は、NGOに参加してもらっているとのこと。今回ミューズ・クリエイションには、その枠として出店してほしいとの連絡があった。
ミューズ・チャリティバザールを終えたばかり、個人的には翌々日から日本への一時帰国と、なにかと立て込んでいるタイミングではあったが、出店無料という、せっかくのお誘い。手伝えるというメンバーも数名集まったことから、参加することにしたのだった。
取り急ぎ、キャプションを書き添えつつ、本日の写真をアップロードしておきたい。
どの店舗よりも早く到着し、準備を完了してしまう、時間に忠実なジャパニーズ。
やや遅れて、マイハニー、アルヴィンドも到着。午後からミーティングがあるのだが、数時間、遊びに来てくれた。
オーガニックショップが販売する、手作りの焼き菓子を熱心に食べ比べて味見するメンバー。しっとりおいしい焼き上がり。
お客さんとして立ち寄ってくれた、ミューズ・クリエイションのメンバー。
ハンディクラフトの作品のほかにも、書道短冊のコーナーを設けた。食に関係する言葉を、ということでいくつか。「食物連鎖」と「弱肉強食」は、メンバーのリクエストで書いた。「4文字は字面がいい」という理由。
……どんなよ。と突っ込みつつも、ほぼ遊び状態。
つい最近、我が家からほど近いエリアにコーヒー専門店をオープンした夫妻。
南インドのカルナタカ州には、コーヒー豆の産地がある。
ファミリーフレンドのラナが、コーヒーの専門家で、クールグに持つコーヒー農園を持っていることから、普段は彼からコーヒー豆を買っている。ミューズ・クリエイションでも、利益を資金に還元すべく、ラナのコーヒーを販売しているのだが、彼らのコーヒーはまた新鮮で格別。お勧めだ。
クールグに並ぶコーヒーの産地、チクマグルは彼らの故郷なのだとか。栽培される標高によってコーヒー豆の種類、すなわち味わいが変わるとのことで、3種類の豆が用意されていた。その場で豆を挽き、ゆっくりとドリップしてくれる。
紙コップではなく、コーヒーカップにいれて、ゆっくりと味わいたいおいしさだった。今度、店舗へ立ち寄ろうと思う。
COFFEE MECHANICS (←CLICK!)
ここ数年、バンガロールでもよく見かけるようになったコールドプレスの新鮮ジュース。試しに飲んでみたが、こればかりは、わたしが毎朝作っているスーパーヘルシーな「オーガニック野菜&果物+スーパーフード」のジュースが格段においしくて、濃厚。
わが愛用のオーガニックショップ、HappyHealthyMeのオーナー2人(右)も来訪。
交代でランチ。率直に言えば、あまりお客さんの入りがよくなく、かなり余裕があったので、食事もゆっくりと楽しむことができた。エビのサラダと白身魚のグリル。どちらも、おいしかった。
南インドでカカオ豆が収穫できると知ったのは、インドに移住して間もないころ、農業フェアへ行った時のことだった。しかし当時は、インド産のカカオ豆でおいしいチョコレートを作るブランドはなく、高級チョコレートといえば、ベルギーから輸入したチョコレート・チップを溶かして成型して商品化しているところが主だった。
彼らはインド産カカオ豆で作られた良質チョコレートを販売する先駆け、のようである。ちなみに現在は、ムンバイやプネなど、5つほどのブランドが誕生しているとか。
ギリシャ人とポルトガル人の血を引くというこの彼は、南アフリカ出身。ヨガの先生でもあるギリシャ人の妻とともに、6年前に、ロンドンからマイソールに移住。5年前にこのチョコレートのビジネスを開始したのだという。
いずれもビターチョコレートをベースに、何種類かのフレイヴァーが用意されている。1枚300ルピー以上と、なかなかにいいお値段だが、深みのある香りと苦すぎず、甘すぎない、ほどよい味わいはかなり魅力的。夫も気に入って、2種類ずつ4枚を購入。おいしいコーヒーと、しみじみ味わうのにいい。
なお、FAVAの店頭でも、常時販売されているようだ。
EARTH LOAF (←CLICK!)
ここのシリアルも、我が家のお気に入り。HappyHealthyMeのものと併せて、常備している。ナッツたっぷりの香ばしいグラノラがお気に入り。
メンバーのハズバンドでありチーム・エキスパッツのメンバーでもあるKEN-CHANが食べているのは、CHEFSOCIALのチーズケーキ。味見をさせてもらったが、濃厚ながらもほどよい甘さ。非常においしかった!
あとで買おうと思いつつ、すっかり忘れていたものも、あれこれと。
朝10時ごろから準備を始め、夕方の6時まで、丸一日を過ごした。途中で大雨が降って客足が滞るなど、決して「盛況」とは言い難いマーケットではあったが、ゆっくり食事をしたり、買い物をしたり、店主や来客と世間話をしたりと、楽しい1日であった。
参加メンバーのみなさん、お疲れさまでした!