昨日は、ミューズ・クリエイション企画で、「宗教勉強会」を実施した。バンガロールに1年間駐在、1カ月後には帰任を控えた男子メンバー中村拓也氏(クリスチャン)が『キリスト教|カトリック』について語り、坂田が『インドの中心〈ナーグプル〉で宗教を叫ぶ』を語る。
参加者はミューズ・クリエイションのメンバーやその伴侶、友人らの計12名。午後2時半に開始、各テーマ2時間ずつ、休憩を挟んで7時まで、みっちりと学ぶ。未知なる世界が紐解かれる話は実に興味深く、参加者の質疑応答も活発に、長いと思われる受講時間は瞬く間に過ぎていく。
キリスト教は、世界で最も信者の多い宗教だ。たとえば欧州を旅すれば、大聖堂、教会などの建築、絵画や彫刻などの美術品に、キリスト教が映し出され、否応なくキリスト教世界に接する。ここインドも古くからキリスト教が信仰されており、宗教行事は身近だ。しかし、多くの日本人は、その意味合いや背景を知る機会がない。0.5%にも満たない日本のキリスト教徒。200名に一人いるかいないかの稀有な存在でもある日本のクリスチャンのリアルな体験を聞けるのは、実に興味深いものだった。
『インドの中心〈ナーグプル〉で宗教を叫ぶ』は、これまで幾度となく記してきた、佐々井秀嶺上人のインドにおける活動を軸に、仏教の概要や、アンベードカル博士の話をする。ご縁あって、坂田が昨年4月ナーグプルに赴き、11月の日本でも再会の機会を得たことなども。
宴会の途中では、昨年訪れたドレスデンの「フラウエン教会の奇跡」についても、話をした。これは、キリスト教に関連して、どうしても話しておきたかったことだ。
勉強会の詳細をブログに克明に残したいところではあるが、明後日から欧州旅につき、諸々、立て込んでいる。旅先の予習すら、まだやっていない。早く準備をせねば。
拙宅でのセミナーや勉強会などの集いには、休憩時のおやつや、終了後の宴会が付いてくる。昨日のおやつは、アップルクランブル。焼きたてホクホクのアップルクランブルに、新鮮爽やかNATURALのミルクアイスクリームを添える。多めに作ったが、あっという間に全部なくなった。おかわりをし損ねたマイハニーが「もの残ってないの?」と、だいぶしつこい。
セミナー後のつまみや食事も、毎度多めに作るのに、これまたあっという間になくなってしまう。食事に参加できない人が3名いたというのに、ほとんど残らず。昨日は、シーフードサラダやローストビーフ、いつものトウモロコシやブロッコリーなどの野菜類も準備した。バンガロール・ビーフで作ったローストビーフ、低温調理がうまくいって、実に柔らかく、おいしくできた。ただ塩コショウだけで、十分においしい。
ポークカレーは前夜のうちにマリネしておいたポークを使って、朝のうちに調理。チリや胡椒が極端に苦手な参加者がいたので、かなりマイルドにやさしい味付け、油脂も最低限のさっぱりカレーだ。濃厚でスパイシーな外食カレーや日本のカレーを食べ慣れている人には物足りないかもしれないが、胃に優しい仕上がりである。
我が家に来る人は、公私を問わず、「長居」をする人が多い。別に引き止めているわけではないのだが、概ね、長居をしていく。そしてみな、異口同音に言うのだ。「わ、もうこんな時間!」 すなわち我が家は、プチ龍宮城である。
佐々井秀嶺上人が龍樹菩薩のお告げに従い、「南天龍宮」(ナーグプル)を目指した……という話をしつつ、拙宅をプチ龍宮城と称するのは、ずいぶん厚かましい気もするが、とまれ皆が濃密で楽しい時間を過ごし、新たな視界を開くことのちょっとした契機を作ることができたなら、幸いである。
◎インドの中心で仏教を叫ぶ。佐々井秀嶺上人を訪ねて。(←CLICK!)
◎ドレスデン:27年越しの念願。遂には、奇跡の光景をこの目で。(←CLICK!)