♨️支援先追加
◉北インド拠点の「アーシャ=アジアの農民と歩む会」を通して、COVID-19で困窮する農村の人々への支援を!
➡︎https://museindia.typepad.jp/2021/2021/06/aoac.html
♨️2021年6月7日、OBLFの支援活動進捗レポート
◉ワクチン接種会場も稼働。COVID-19感染者センターに続き
➡︎https://museindia.typepad.jp/mss/2021/06/oblf.html
◉OBLFのCOVID-19感染者向け第2センターも始動
➡︎https://museindia.typepad.jp/mss/2021/05/oblf-1.html
◉OBLFのCOVID-19感染者向け第1センター始動。第2センターを準備中
➡︎https://museindia.typepad.jp/mss/2021/05/oblf.html
COVID-19感染拡大により、インド各地で逼迫した事態が続いている。特に貧困州や農村部の状況は劣悪だ。インドでは、昨年から政府に頼らぬ、私企業、宗教団体、慈善団体、コミュニティ、個人……と、あらゆる場所で支援の連鎖が続いている。
存在し続けていること事態が奇跡でしかない多様性の巨大国家インド。あちこちで、さまざまな軋轢が起こりつつも、人々の協調や支え合いがあるからこそ、一つの国で在り続けていると思う。それでも人口13億人の巨大国家。救いを必要とする人は尽きない。
どんなに小さなサポートでも、誰かを救うことになる。1人で100人を支援するのはたいへんだが、100人で100人を支援するのは、すぐにもできる。ここでは、坂田マルハン美穂が2012年に創設したMUSE CREATION (CHARITABLE TRUST/ NGO)が支援してきた慈善団体を紹介。寄付の方法などを記す。
✏️CONTENTS
①ミューズ・クリエイションの紹介
②CSR(企業の社会貢献)のサポート例
③信頼できる寄付先(慈善団体)の紹介
(1) OBLF/ ONE BILLION LITERATES 🌏🇯🇵🇮🇳国内外のクレジットカードで送金可能
(2) ニューアーク・ミッション/NEW ARK MISSION -HOME OF HOPE- 🌏🇯🇵🇮🇳国内外からの銀行振り込み可能
(3) ジャグルティ/JAGRUTHI 🇮🇳インド国内の銀行振り込みのみ
(4) アクシャヤ・パトラ/AKSHAYA PATRA 🌏🇯🇵🇮🇳国内外のクレジットカードで送金可能
(5) アーシャ=アジアの農民と歩む会 🌏🇯🇵日本からの送金可能
①ミューズ・クリエイションとは
2012年、バンガロールにて坂田マルハン美穂により創設された日本人によるNGO。以下を活動の目的とする。
◎バンガロールにおける、地域社会との交流。貧困層への支援
◎インドの社会、文化、習慣などに対する開眼と理解、協調
◎異国での暮らしを安全、快適にすべくメンバー同士の互助
◎「創造力」の発掘と活用。手工芸や音楽、ダンスなど
*詳細はこちらのホームページへ。MUSE CREATION
➡︎http://www.museindia.info/museindia/mc01.html
*昨年8周年を迎えたのを機に制作した活動の背景と履歴を紹介する動画。ぜひご覧ください(途中、歌ってますが😅)
00:05 ミューズ・クリエイションの背景
03:05 坂田個人での活動(2007〜2012年)
05:45 創設後の慈善団体訪問 Visit Charities
08:16 チャリティバザールなど各種イヴェント
11:29 メンバーやその家族との集い
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②CSR(企業の社会貢献)のサポート例
*ミューズ・クリエイションがCSRをサポートしたAMADA (INDIA) in Bangalore
*在バンガロール日系企業による CSR(企業の社会的責任)の実践例
➡︎http://www.museindia.info/museindia/bangalore-csr.html
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③信頼できる寄付先(慈善団体)の紹介
❤️(1) OBLF/ ONE BILLION LITERATES
貧困層子女への英語教育を支援する慈善団体。OBLFの創始者であるアナミカと坂田が出会ったのは、2012年2月、ミューズ・クリエイションを始める前のこと。アッサム出身の彼女は米国ボストンの大学を卒業後、現地でソフトウエア・エンジニアリングの仕事をしていたが、2010年、夫と二人の息子とともにバンガロールへ移住していた。本業の傍ら、彼女は貧困層の子どもらに英語やコンピュータ教育の支援をしたいとの思いから、同団体を立ち上げ、当初は自ら、僻村の学校へ通い、教鞭をとっていた。彼女は数年後に再び家族で米国に戻ったが、現在はルビーという女性が運営を担っており、支援の枠は年々、拡大している。なお、ミューズ・チャリティバザールでは毎年ブースを提供。坂田の夫(ARVIND MALHAN)は、2014年に同団体の役員となり、大企業からの寄付金を調達、ファンドレイジングにも貢献している。なお、下部に添付している西日本新聞の記事は、2012年に寄稿したものだ。(2019年4月)
*COVID-19禍に入ってからは、バンガロール近郊の貧困層や村の人々に食料や医療用品を供給している
*OBLF 紹介動画
*ミューズ・クリエイションの訪問記録はこちら
➡︎http://www.museindia.info/museindia/bangalore-charity02.html
*OBLF ホームページ
➡︎http://www.museindia.info/museindia/bangalore-charity02.html
【振込/送金先】🇮🇳インド国内からの寄付(PAN No. 必要)
➡︎https://pages.razorpay.com/pl_FHw8A3SCyoiJ6P/view
【振込/送金先】🌏🇯🇵日本を含む海外からの寄付
➡︎https://www.globalgiving.org/projects/a-billion-literates/
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❤️(2) ニューアーク・ミッション/NEW ARK MISSION -HOME OF HOPE-
オートリクショーのドライヴァーだったラジャという男性が、路上で瀕死の状態の人々を自宅に引き取り、世話をしはじめたのがはじまり。1997年、マザーテレサが亡くなった年のことだ。彼自身、ストリートチルドレンの出自で、盗みなどをして生きていた時期があり、投獄されたこともあった。そんな彼が改心し、世の中で虐げられた人々を救済すべく自ら活動を始めた。以来、無数の命を引き受け、手当てし、最期の時を過ごす場を提供し続けている。現在、路上に打ち捨てられ、記憶を失った、半ば恍惚の人々が、子供達を含め750名ほど暮らしている。毎日、誰かが拾われてきて、毎日、誰かが死んでいる。人間の生き死にが日常の場所だ。毎日の食事の準備、入居者の入浴、掃除などだけでも、大変な労働力が要されるが、行政支援はなく、すべてが個人あるいは企業の支援から成り立っている。「過去の訪問記録」をご覧いただくとわかる通り、ミューズ・クリエイションでも最も頻度高く訪れている場所。バンガロールにある慈善団体の中では、最も金銭的、物理的支援が望まれている場所の一つだと考えられる。(2019年4月)
*COVID-19禍においては、益々運営が困窮している。最低限の衣食住を確保するためには、常時寄付金が望まれる。
*NEW ARK MISSION -HOME OF HOPE- 紹介動画
*ミューズ・クリエイションの訪問記録
➡︎http://www.museindia.info/museindia/bangalore-charity01.html
*NEW ARK MISSION -HOME OF HOPE- ホームページ
➡︎https://newarkmission.org/
【振込/送金先】🇯🇵日本からの送金
HDFC BANK
Branch Code/ 353
Branch Name/ Kalyan Nagar
Branch Address/ No 402 4th A cross, 11 Block HRBR Layout, Kalyan Nagar, Bengaluru, 560043, Karnataka, India
Branch Phone No./ +91-80-61606161
MICR Code/ 560240016
IFSC Code/ HDFC0000353
Customer Name/ T RAJA RAMASWAMY
Account No./ 03531930004570
Customer ID/ 32271049
193-Saving
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❤️(3) ジャグルティ JAGRUTHI
風俗産業に従事する母親、即ち娼婦(売春婦)の元に生まれ、虐げられた環境に置かれているスラム居住の子どもたちを救済する団体。1995年に、レヌという女性によって創設された。具体的な活動内容としては、
●街中から、HIVほか性病に感染した子供たちを見つけ、医療措置を施す
●娼婦の子供たちのための孤児院、施設の運営。医療や教育の提供
●スラムにある無償の学校の運営
●HIVや性病に関する啓蒙のレクチャー
●貧困層の女性たちへの職業訓練
……
などが挙げられる。バンガロールは、人口の約3割がスラム居住者。ムンバイやコルカタなどのように特定の「赤線」、すなわち風俗街というのは、この街にないが、風俗営業を行う裏社会の個人、組織は、当然ある。娼婦を母親に持つ子供たちの多くが、遺伝的なHIV罹患者だ。中でも、身寄りのない約50人の子供たち(大半が女児)のホームも運営している。なお、同団体が運営する学校は大規模かつ管理が行き届いている。過去の訪問記録を参照されたい。(2019年4月)
*COVID-19禍に入ってからは、バンガロール市内のスラム居住者に食料や医療用品を供給している
*JAGRUTHI 紹介動画
*ミューズ・クリエイションの訪問記録はこちら
➡︎http://www.museindia.info/museindia/bangalore-charity04.html
*JAGRUTHI ホームページ
➡︎https://www.jagruthi.org/
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❤️(4) アクシャヤ・パトラ AKSHAYA PATRA
バンガロールにあるイスコン寺院が母体の、世界最大の給食センター。「アクシャヤ・パトラ」とは、ヒンドゥの神話に出てくるモチーフで、サンスクリット語で「無尽蔵の器」を意味する。
インドの公立学校(Government School)は、州により事情は異なるものの、教育環境が整っていないところが多数ある。小さな校舎はあれど、トイレ(特に女子用)がない、教師が来ない、来ても教育方法を会得していないといった、基礎的な部分が不全であるケースもある。故に、貧しくても私立学校に通わせる家庭も少なくない。
2010年4月より、RTE (The Right of Children to Free and Compulsory Education ACT) 法、すなわち「無償義務教育法に関する子どもの権利法」が導入されて、徐々に教育の現場は改善されつつある。そんな中、少しでも公立学校の環境を整え、子どもたちが登校する意欲が沸くよう、インド全国で無償の給食を提供し続けているのが、アクシャヤ・パトラ財団だ。なお、同団体は「第21回日経アジア賞」(2016年)を受賞している。
ミューズ・クリエイション主宰者であるわたしが、バンガロールに移住した当初のこと。日常的に「目に見える貧困」を目撃するなか、慈善活動を始めるべきか、逡巡していた。当時、月に一度寄稿していた西日本新聞の連載記事の取材で、慈善団体を訪問すべきか迷っていた2007年のあるとき。移動の車中、前を走る青いバスの後部に記された文字が、目に飛び込んで来た
"Feeding for a hungry child is not charity. It's our social responsibility.”
「お腹を空かした子供に食事を与えることは、慈善ではありません。我々の社会的責任です」
社会的責任です。この言葉に、心を射抜かれた。咄嗟に写真を撮った。
それまでは、わたしは、貧しい人たちに対して何らかの施しや支援を行うことに対し、「慈善活動」「ヴォランティア」と定義し、それまで独立独行で生きてきた自分をして、「向かない行いだ」との先入観を持っていた。しかしそれらの活動を「社会的責任」と表現すると、理屈抜きに関われるような気がした。
のちに、アクシャヤ・パトラを訪問した際、このバスが同団体のものだったと知った。ミューズ・クリエイションの創設から遡ること5年。わたしがインドで初めて、一人でも慈善活動をやってみようと思い立った、一つの契機となる出会いだった。(2019年4月)
*アクシャヤ・パトラ 紹介動画
*ミューズ・クリエイションの訪問記録はこちら
➡︎http://www.museindia.info/museindia/bangalore-charity08.html
*アクシャヤ・パトラ ホームページ
➡︎https://www.akshayapatra.org
【振込/送金先】🌏🇯🇵🇮🇳国内外からの寄付
SUPPORT AKSHAYA PATRA'S COVID-19 RELIEF SERVICE
➡︎https://www.akshayapatra.org/covid-relief-services
*2012年/西日本新聞
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❤️(5) アーシャ=アジアの農民と歩む会
※1年前から「マルハン家の食卓」を支えてくれているインド産の日本米
COVID-19禍の影響で、年に一度の米国旅ができず、いつもニューヨークの日本食料品店でまとめ買いしていた「カリフォルニア産コシヒカリ田牧米ゴールド」が、約1年前、底をついた。ゆえに、かつてデリーの日本食料品店にて購入したことのある「アラハバード有機農業組合」(以下AOAC)の日本米を注文することにした。
数年ぶりに口にしたその、合鴨農法による日本米は、最初こそ少しパサついている気がしたが、使う鍋や水の分量などを工夫してみたところ、うまくおいしく炊けるようになった。玄米もまた、滋味があっておいしい。我が家では、電気釜も電子レンジも使わない。米は鍋で炊く。愛用の各種鍋については、また別の機会に記したい。
※有機農業を通して、零細農民の自立を支援
2004年、ウッタル・プラデシュ州のアラハバードに創設されたというAOAC。日本のNPO法人である「アーシャ=アジア農民と歩む会」が、JICA(国際協力機構)の支援を受け、アラハバードの小規模農民と、サム・ヒギンボトム農工科学大学マキノスクール(継続教育学部)と共同で創設した農業組合だとのこと。
地球環境の負担を軽減する「持続可能な有機農業の促進」をはじめ、無添加の農産加工商品の製造及び流通販売を実現。地元の小規模零細農民の自立を促進すると同時に、在留邦人をはじめ、日本の食材を求めるインドの人々に、安全な農作物を届けている。
※パンデミックで困窮する人々へ寄付によるサポートを
つい先日、同組合のFacebookを通して、現地責任者である三浦照男氏のインタヴュー記事を拝見し、同地の困窮を知った。無論、インド全国各地において、COVID-19第二波の影響は及んでおり、感染者数が減少傾向にあるとはいえ、依然、困難な状況は続く。そもそも経済的に困窮している農村部の人々にとって、このパンデミックが致命的な事態を招いていることは、想像に難くない。
ミューズ・クリエイションでは、これまで坂田自身が訪問経験のある団体を寄付先として紹介してきた。今後も継続するつもりであるが、今回は、「アーシャ=アジアの農民と歩む会」が、日本のNPOによる組合ということで、ここにご紹介する次第。もちろん、AOACの商品購入も支援にもつながる。
なお、この記事については、現在アラハバードにてAOACの商品販売なども担当されている松田氏を通して、掲載の許可を得ている。
◉アーシャ=アジアの農民と歩む会のホームページ/ご寄付はこちらから
➡︎http://ashaasia.org/shien/shien1/
◉アーシャ=アジアの農民と歩む会の具体的な活動内容が記されたFacebook
➡︎https://www.facebook.com/asha.asia.page/?epa=SEARCH_BOX
◉アラハバード有機農業組合のホームページ/食材の購入はこちらから
➡︎http://ashaasia.org/aoacindia.org/aoac/
◉アラハバード有機農業組合のFacebook
➡︎https://www.facebook.com/AOACoop/
【AOACに関する坂田の記録/ブログ】
◉穀物もまた多様な国インド。米も小麦も豊かに在りて、応用されて食卓に
➡︎https://museindia.typepad.jp/2020/2020/06/diversity.html
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*参考資料/ミューズ・クリエイションが支援する
バンガロールの慈善団体一覧
➡︎http://www.museindia.info/museindia/bangalore-charity.html
*参考資料/ミューズ・クリエイションの12A/ 80G