盛夏を過ぎて、モンスーンシーズンのバンガロールは、朝晩の気温も下がり、日中の風は軽やか。庭の緑は日増しに定着して、太陽の日差しも心地よく。
母曰く、福岡はしとしとと雨が降っているようで、この爽やかさを届けたい思いだ。
日曜の今日。心地よい風の中で、本を開けば、数ページも読まないうちに眠気が襲う。最高の昼寝日和。夫婦揃ってのんびりまどろみ、ずいぶんとくつろいだ一日だった。
夕べはバンガロール日本人会総会&パーティに出席した。サリーのことなどは『裏ブログ』の話題かとも思ったが、久しぶりにこちらにも。
昨年末に訪れた、蚕の展示が衝撃的なシルクマーク・エキスポで購入していたサリー。
ありがちなカシミール刺繍ながらも、布の色合いが珍しくて気に入った。
写真ではなかなか色合いが伝わりにくいのだが、紫とグレイが混ざったような、玉虫色系である。
毎度、出発前の記念撮影。
鏡に映る背中が何気にボンレスハム。
ちょっと凝ったブラウスを作ってもらったのだが、着にくいこと山のごとし。
インド伝統服のサルワール・カミーズにせよ、サリーのブラウスにせよ、パッツンパッツンで着るのが正解とされている。
サリーのブラウスの場合、ゆるゆるだとサリーが着崩れるという理由があるからぴったりしたものが好まれる。
というこのはわかるが、それにしても、腕周辺の血流がせき止められるんじゃないかっていうくらい、むっちりしたものを着ている人を見かける。
腕周りよりもむしろ、ブラウスの袖口の方が細かったりする。あれはブラウスを作った後に太ったからああなったのか。
よく、破れないものだと感心させられる。
最近はジッパー付きの服も増えているものの、ボディコンシャスなサルワール・カミーズも、基本ジッパーなし。
わたしが着ているこのブラウスは、右脇にジッパーを付けてもらっているのだが、それでも、非常に着づらく、更には脱ぐのが一苦労。
腕やら首の筋を違えないように気をつける必要がある。インドの女性たちはよほど柔軟性のある身体をしているのだろうと、常々思う次第だ。
さて、今回もホテルのバンケットルームで開催されたパーティ。5年前に初めて出席して以来、毎回、会員数は増加し、日本人社会の拡大が実感できる。
若い世代の駐在員家族も増えているようで、子供たちの数も多い。
さて、会場では、総会や食事の合間を縫って、あちこちで記念撮影。今回、過去の総会の様子を遡って見てみたが、記念撮影が多いときの記録の方が、読み返していて楽しい。
懐かしく思い出されることも多々あり、従っては今回は、多めに写真を載せることにした。
※写真に登場している方々には、ブログ掲載の旨をお伝えしているが、万一「許可してない」という方がいらっしゃれば、ご一報いただければと思う。
(左上)白と黒のモノトーンのサリーがとてもすてき! なY子さん。色柄満ちあふれたド派手なサリーが多い中、むしろすっきりと印象的だった。
(右上)なんだかわたしが小柄に見える! 5年前は、わたしとあまり変わらなかったはずなのに……。T君、会うたびの成長にびっくり!
(左上)日本人会の活動報告などが行われている様子。年々規模が拡大する日本人会。
(右上)延々と列に並んでようやく料理をゲットした時にはテーブルに席がなく。子供たちに混ざって食事。昨年、わずか2回だが、補習校で国語の先生をさせてもらった。そのときの生徒たちもいて、「先生」と呼ばれたりなんかして、結構うれしい。取り損ねたみたらし団子などを、子供からもらう(奪う)。
■束の間、国語教師(1) 異国で子供を育てるということ
■束の間、国語教師(2) 補習校で桜の作文
いつか、寺子屋でも開けるといいな。円坂寺で。
ビンゴーでウォッカを獲得の図、である。
ちなみにわたしは、当たらんかった。
商品は、在バンガロール企業からの寄付などが主。
さまざまに個性的な景品が並ぶため、当たった人たちはテーブルに並べられたそれらを真剣に眺め、選びとるのである。
アルヴィンドの目には、なぜかスミノフが魅力的に映ったようだ。
普段、あんまり飲まんのに。
友人のT氏と、やったら楽しげなハニー。移住当初に比べると、夫も日本人コミュニティの集まりにはすっかり慣れた様子だ。
近々「ウォッカの夕べ」を開催する約束。ウオッカベースのカクテル、いくつか習得しておこう。
会がお開きになっても、あっちこっちで写真撮影を続ける人々。今回が最後の友人たちもいて、毎度毎度、思い出深い。
酔いも手伝って、「箸が転げてもおかしい年ごろ」と化す。ところで毎度のことながら、マイハニーとわたし、きれいに映ったツーショットが一枚もない。
後ろ姿も華やかなサリーの様子。右上は「ブタの頭11匹分4日間とんこつラーメン」及び、「月下美人、愛でるよりまず天ぷらが気になる」な、F家の人々。
バンガロール古株チーム。今回が最後のFさん、まだまだ何年もいらっしゃるMさん夫妻、これだけ見てるともう、どんだけ、インド生活楽しい? って感じだ。
いろんな意味で、おいこら。
ちょっと寄り添い過ぎじゃないの?
やったらお似合いなツーショットなんですけど。
夫、にやけすぎ!
思うところあって、過去5年の、日本人会総会の記録をピックアップしてみた。こうして見ると、「いろんな面で」、歳月の流れを「否応なく」感じさせられるものである。
【日本人会総会パーティ@バンガロール:過去の記録を発掘】
■新旧混沌のインド消費者市場を肌身に感じる日々。2010/12/24
■日本人会の宴。艶やかなオディッシーの舞。 2010/12/19
■嫁する週末:家族でお出かけ/日本人会総会 2010/06/13
■派手なサリーに身を包み、日本人会総会。 2010/06/13
■ただいまわが家。出会いと別れの渦。 2009/12/13
■手工芸の極み。黒いパルシー刺繍の優雅なサリー。 2009/12/13
■モンスーン最中/日本人会総会/慈善茶会 2009/06/15
■布に舞い飛ぶ鶴。しみ入る映画を。日本人会総会。2008/06/14
■華やかに、日本人会総会@Leela Palace 2007/12/01
■いよいよこれから、インドにて。日本人会パーティー 2007/06/17
■ムンバイから戻りて、バンガロール日本人会の宴へ。2006/06/10