🌸Muse Creation celebrates its 11th anniversary. This is another milestone event. (日本語は下部に) This month marks the 11th anniversary of the founding of Mu...
Read more →
南ムンバイ、フォート地区にある「ヤズダニ・ベーカリー」。わたしにとって、この界隈を訪れるのは、日本人墓地に並んで儀式のようなものだ。1953年創業のこの店は、パールシー(ゾロアスター教)のファミリーが経営してきた。 2004年4月。わたしが初めてムンバイを訪れたときのこと。タージマハル・ホテルにチェ...
Read more →
昨夜、ムンバイからバンガロールに戻ってきた。4泊5日、ムンバイでの経験。旅の途中に書き留めきれなかったことを、この数日でできるだけ、残そうと思う。思えば日本旅の記録もまだ、少し残っているのだが……。 4日目は、ほぼ、一人で過ごした。ムンバイはバンガロールに比べると暑い。かなり暑い。それでも、南ムンバ...
Read more →
5月27日の夕暮れどき。講演を終えてホテルに戻り、サリーから部屋着に着替えてコーヒーを飲む。一息つきながら、窓越しに広がる摩天楼を眺める。少し疲れているし、日も傾き始めているが、今日は行きたい場所がある。 5月27日は、2004年に他界した亡父の命日だった。去年は、福岡のお墓にて、命日のお参りができ...
Read more →
常々、記していることだが、インドには、日本を好意的に見てくれる人がとても多い。インドが一つの国として独立した際、日本とインドが連携したという歴史的な経緯によって育まれた感情。あるいは、同じアジアの一国としての親近感。その一方で、多様性のインドとは対極にある極東の島国の特異性に対する好奇心。隔離された...
Read more →
ムンバイ。わたしがインドで、最も興味深く思っている都市。2008年から2年間、ムンバイとバンガロールの二都市を行き来する生活を送っていた。 当時、ニューデリーがワシントンD.C.ならば、ムンバイはニューヨークのようなものだ、と感じていた。商業とエンターテインメントが豊かな、多様性の極みの中の極み、ム...
Read more →
今朝、Facebookを開いたら「8年前の今日」の記録が出てきた。バンガロールの千葉県人会に参加したあと、過去、千葉県に住んでいたころの写真を引っ張り出して、投稿していた。 昭和63年4月18日。1988年。社会人になって2週間あまりの坂田美穂。当時は、千葉県柏市に住み、新宿区神楽坂のオフィスまで通...
Read more →
米国に渡ったばかりのころは、2、3年に一度の一時帰国だった。しかし。2004年に父が他界してからは、毎年、帰国してきた。福岡ではもちろん実家に泊まるが、東京での滞在先は、そのときどきによって違った。しかし、過去10年ほどはずっと、銀座だ。 東京に住んでいた20代のころ、そして米国に住んでいた30代の...
Read more →
今回、京都には6泊、東京には白馬村滞在を挟んで計5泊、滞在した。出発前、わたしは仕事や雑事でかなり立て込んでいたことから、両都市のホテルに関しては、夫に手配を頼んでいた。ロケーション、広めの部屋のサイズなどを優先し、あとはネット上の写真やレヴューを参考に、最終的には二人で確認して決めた。 両方とも三...
Read more →
今は4月27日の朝。今日の午後の日本航空直航便で、遂にはバンガロール(ベンガルール)に帰る。4月7日に始まった旅。なんと実り多い旅だったことか。夫と旅をすると、ひとり旅よりもはるかに心身のエネルギーを要する。今回、改めて異邦人にとっての日本旅の困難さを痛感した。それでも多くの旅行者が訪れるのは、不便...
Read more →
日本を離れる前日の朝。元ミューズ・クリエイションのメンバーだった真梨子さんとホテルのラウンジで待ち合わせをしていた。去年に引き続き、今年も、朝日新聞出版の『AERA』の取材を受けるためだ。 バンガロールに帯同赴任される前は、朝日新聞の記者だった真梨子さん。インド生活、ご出産、新型コロナ禍を経て、昨年...
Read more →
本日未明、無事バンガロールに到着した。今回はかつてなく、自らの来し方行く末に思いを馳せる日本旅となった。同時に「わたしだからこそできる役割」を見つめ直す契機となる旅でもあった。 あらかじめ敷かれたレールの上を進んでいるにせよ。列車の状態は自分で整えられるし、変化し続ける車窓からの景色もまた、心持ちや...
Read more →
🍕子どものころ、バンガロールに暮らしていた藤田杜(もり)さん。藤田家がバンガロールを離れてから10年以上がたつが、彼女は、母の夕子さんとバンガロールへ遊びに来たこともあるし、わたしの一時帰国時には家族で再会したこともある。 ご両親の都合がつかないときも、彼女はひとりで会いに来てくれるなど、思えば毎年...
Read more →
わたしは1988年、大学卒業後に上京し、近畿日本ツーリストの旅行雑誌やガイドブックを編集するプロダクションに就職した。駆け出しの編集者ながらも、海外ガイドブックの担当となったわたしは、2年半の間に、台湾、シンガポール、マレーシア、スペインなどを取材し、一冊のガイドブックを作り上げるプロセスに関わった...
Read more →
図らずも急遽、滞在することになったシェラリゾートホテル白馬村。こんなにも豊かな時間を送れるとは想像していなかった。好天にも恵まれて、わたしたちは実に幸運だ。 念のために記しておくが、ここは決してモダンにラグジュリアスなホテルではない。前述の通り、建築物自体の古さは否めないし、洗練された風情というわけ...
Read more →