※1年前から「マルハン家の食卓」を支えてくれているインド産の日本米
COVID-19禍の影響で、年に一度の米国旅ができず、いつもニューヨークの日本食料品店でまとめ買いしていた「カリフォルニア産コシヒカリ田牧米ゴールド」が、約1年前、底をついた。ゆえに、かつてデリーの日本食料品店にて購入したことのある「アラハバード有機農業組合」(以下AOAC)の日本米を注文することにした。
数年ぶりに口にしたその、合鴨農法による日本米は、最初こそ少しパサついている気がしたが、使う鍋や水の分量などを工夫してみたところ、うまくおいしく炊けるようになった。玄米もまた、滋味があっておいしい。我が家では、電気釜も電子レンジも使わない。米は鍋で炊く。愛用の各種鍋については、また別の機会に記したい。
※有機農業を通して、零細農民の自立を支援
2004年、ウッタル・プラデシュ州のアラハバードに創設されたというAOAC。日本のNPO法人である「アーシャ=アジア農民と歩む会」が、JICA(国際協力機構)の支援を受け、アラハバードの小規模農民と、サム・ヒギンボトム農工科学大学マキノスクール(継続教育学部)と共同で創設した農業組合だとのこと。
地球環境の負担を軽減する「持続可能な有機農業の促進」をはじめ、無添加の農産加工商品の製造及び流通販売を実現。地元の小規模零細農民の自立を促進すると同時に、在留邦人をはじめ、日本の食材を求めるインドの人々に、安全な農作物を届けている。
※パンデミックで困窮する人々へ寄付によるサポートを
つい先日、同組合のFacebookを通して、現地責任者である三浦照男氏のインタヴュー記事を拝見し、同地の困窮を知った。無論、インド全国各地において、COVID-19第二波の影響は及んでおり、感染者数が減少傾向にあるとはいえ、依然、困難な状況は続く。そもそも経済的に困窮している農村部の人々にとって、このパンデミックが致命的な事態を招いていることは、想像に難くない。
ミューズ・クリエイションでは、これまで坂田自身が訪問経験のある団体を寄付先として紹介してきた。今後も継続するつもりであるが、今回は、「アーシャ=アジアの農民と歩む会」が、日本のNPOによる組合ということで、ここにご紹介する次第。もちろん、AOACの商品購入も支援にもつながる。
なお、この記事については、現在アラハバードにてAOACの商品販売なども担当されている松田氏を通して、掲載の許可を得ている。
今回、「アーシャ=アジアの農民と歩む会」のサイトを拝見し、個人的にもその活動内容に、強い興味を持った。いつかアラハバードにも飛びたいと、切に思う。
※ロックダウンで引きこもる日々、このところ「過去のブログ」を発掘し、テーマ別にまとめている。インドにおける農業やオーガニック商品に関する記事も、近々、公開する予定だ。
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◉アーシャ=アジアの農民と歩む会のホームページ/ご寄付はこちらから
➡︎http://ashaasia.org/shien/shien1/
◉アーシャ=アジアの農民と歩む会の具体的な活動内容が記されたFacebook
➡︎https://www.facebook.com/asha.asia.page/?epa=SEARCH_BOX
◉アラハバード有機農業組合のホームページ/食材の購入はこちらから
➡︎http://ashaasia.org/aoacindia.org/aoac/
◉アラハバード有機農業組合のFacebook
➡︎https://www.facebook.com/AOACoop/
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【AOACに関する坂田の記録/ブログ】
◉穀物もまた多様な国インド。米も小麦も豊かに在りて、応用されて食卓に
➡︎https://museindia.typepad.jp/2020/2020/06/diversity.html
【アラハバード産の日本米を使ったマルハン家の食卓】
🌾米の存在感があまりにも「脇役」だが、日本米なくしては、おいしさを堪能できないおかずの数々につき。雰囲気だけでも。
マルハン家の食卓ブログ
➡︎https://museindia.typepad.jp/eat/