インド発、世界 2010

[Bangalore] ムンバイ→ケララ→バンガロールにようこそ。

かなり激しい数日である。一昨日は４時起床、早朝の便でムンバイからケララ州のコチへ。コチから車で視察先へ向かうこと数時間。次なる視察先へ向かうこと数時間。山道くねくねドライヴで、かなり疲労困憊。 とはいえ、都市部にはない緑の風景を眺めつつ、取材もなかなかに実り多く、クライアント３名もお元気で、なにより... Read more →

[Bangalore] ラッセルマーケット／困惑するライターとしての我

↑いつもいつも、光り輝くトマトの陳列。これほどまで几帳面にトマトを積み上げている店を、わたしは生まれてこのかた、一度もみたことがない。 インドに暮らして丸４年。うち半分はムンバイとの二都市生活で、バンガロール宅の滞在は月に１週間程度だった。海外行きなどで戻れない月もあったから、合計すれば非常に短い期... Read more →

[Bangalore] 日本を披露する夕べ。着物と書道具を揃えよ。

敢えてモノクロにしてみたのは、この光景に植田正治の写真（砂丘シリーズ）にあるような空気を見つけたからだ。何をするでもなく、等間隔で立ち尽くす５人の男。 植田正治のそのような写真は、もちろん「作り込まれて」いるものだが、インドの光景は、もちろん違う。ありのまま、だ。夕暮れの工事現場で。その高見で。5人... Read more →

[Bangalore] 熱い／イタリアの午、パリの夜／シングルモルト

■ドライヴァーとバトル。諸々、熱い日々 暑い。いや、熱い日々だ。なにがかといえば、インドでの日々がだ。などと改めて言うまでもなかろう。本当に、実に、毎度のことながら、「事件です！」な出来事が起こるインド。 世間からみれば、わたしはこのブログにあれこれと山のように書き綴っていると思われよう。しかし、さ... Read more →

[Bangalore] 眼鏡哀歌／140字／イタリアン美味／何不自由なく

■老眼というもの。メガネというもの。 大小、連なっていた仕事がようやく一段落。プチ爽快感である。 が、諸々の資料をプリントアウトして文字校正をしていたここ数日、老眼（ばばくさい響き）の進みの著しさを痛感することしきり。 これは本当に老眼の進展なのか、単にメガネ（遠近両用）が合わなくなっているだけなの... Read more →

[Mumbai] ムンバイ着。バンガロールのかけら。長持ちのシャツ。

本日午前中、ムンバイに到着した。確かに蒸し暑いが、夕刻になると気温も下がり、バンガロールほどではないにせよ、比較的過ごしやすい。２カ月ぶりのムンバイ。今回はわずか３泊4日だが、あれこれとすませるべき用事もある。 まず歯医者。インプラント２本の治療が長引いているが、丁寧なので、時間がかかってもじっくり... Read more →

[Bangalore] ある日の情景。

肩の力を抜いて、もっと気ままに、そう自分を鼓舞などせず、のんびりと過ごすことだってできるはずだし、そうしても間違いはないはずなのだが、それはできないし、したくないと思う自分に疲れる。 「実り」や「成果」や「充実」や、何らかの「反映」「反応」「手応え」を求めずにはいられない。 ここに書きたいことがある... Read more →

[Bangalore] 路傍人生／３D哀歌／笑っている場合／MSS

路傍で衣食住の人々。地方からの出稼ぎ肉体労働者たちと、その家族。 わが家からほど近い通りの空き地のスラムは、夕暮れ時になると、薪を割る人、火をおこす人、鍋釜炊き出す人、走る子ども、うなだれる男、語り合う女ら、茫然の老人。 ■３D哀歌 世の中どうしてこうも、３Dなのだろう。公開される見たい映画も、最近... Read more →

[Bangalore] モンスーン序章。七回忌やパーティのことなど。

穏やかな日曜の午後。久しぶりに夫と二人でUBシティのAngsana Spaへと赴き、トリートメントを受ける。そしてこれまた久しぶりに、Toscanoで早めの夕食。 トリートメントの途中、まどろみの中、激しい雨音で目が覚めた。目を閉じる前は青空が広がっていたのが、窓の向こうは曇天で、大粒の雨が降りしき... Read more →

[Bangalore] 安部公房／明日から高原リゾート３泊４日

思うところあって、YouTubeを検索していて、見つけた。語る安部公房。高校２年。現代国語の教科書で初めて読んだ彼の小説。『赤い繭』。その世界にたちまちひきこまれた。 彼の作品を好む、というところから、自分の嗜好の関連性について、初めて認識したのもそのころ。たとえばサルヴァドール・ダリ。シュルレアリ... Read more →

[Bangalore] デリーの義理両親来訪／買い物と、市街の光景。

先週末より、猛暑デリーを離れ、バンガロールを訪れている義理の両親。過去幾度か記してきたが、夫の実母は他界しており、現在の義父ロメイシュの妻であるウマは再婚者だ。 二人は、わたしとアルヴィンドが出会ったのと同じ1996年に出会い、わたしたちが結婚したのと同じ2001年に結婚をした。奇妙なご縁である。 ... Read more →

[Bangalore] 嫁する週末：家族でお出かけ／日本人会総会

ついに激写！　である。残念ながら日陰だったため、色合いが不鮮明なのが惜しいが、ともあれうれしい。このお兄さん。バンガロールのポリスマンだ。そしてこのアニマルプリント。ヒョウ柄のバイクは、ポリス用バイクである。 どうです？　この、ファンキーというか、間抜けというか、個性的なバイク。真似したいようで、決... Read more →

[Bangalore] インディア・フェスティヴァルな一夜。

数日前の月下美人は、本当に、心に深く刻み込まれる美しさだった。一晩しか咲かない、その短すぎる命がまた、美しさ、有り難みを強調する。 さて、今週締め切りの原稿２本。前半に仕上げて後半はフリー、と行きたかったのだが、月曜早々、不毛な想念に囚われ、集中力低下。気分を変えて映画を観に行くことにした。 という... Read more →

[Bangalore] サッカーに思う／４年前の日本チーム＠バンガロール

「今夜は第三次世界大戦だ！　見逃せないよ！！」 夫が極めて不謹慎な表現でもって、＜英国対ドイツ戦＞について言及する。 わかった。今日もテレビディナーね。またしても「特例」で、今夜もどんぶり系夕食である。普段はまったく興味のないサッカーでも、ワールドカップとなると話は別。 先週もムンバイ滞在中、「早く... Read more →

[Bangalore] 宝石注意／オーガニックにマントリ・スクエア

月曜の本日。バンガロールの市街を巡る午後であった。今日の出来事ダイジェスト版を記す前に、忘れないように書き留めておきたいことがある。 右下の写真。土曜日、ムンバイから戻る機内で読んだタブロイド紙、MID-DAYの記事。ムンバイ版である。 ポワイ（北ムンバイ）に住む女性が、バンガロールに暮らす友人宅を... Read more →

[Bangalore] 涼しい高原／チャリティ・ティーパーティなど。

バンガロールの朝晩は、すでに寒い。涼しいを超えて寒いのだ。夕べ、BEC（バンガロール在住外国人のクラブ）のイヴェントで、市街ホテルのルーフトップバーに赴いた。サッカー観戦＆主要メンバーのお別れ会が行われたのだ。 深く考えず、羽織るものも持たず、半袖のドレス（ワンピース）で出かけたのだが、屋上に出た途... Read more →

[Bangalore] ネズミ攻防戦／バックミラーに映る世界

出る杭は打たれるぞ。と、一本だけ異様に伸びた百日草を見ながらつぶやく毎朝。もちろん、そのままにのびのびと、放置しているのではあるが。不揃いもまたをかし。 不揃いと言えば、廃棄される規格外サイズの野菜について、書こう書こうと思いながら書きそびれて早半年。 テーマは思い巡るばかりである。 さて、蝶よ花よ... Read more →

[Bangalore] 北のスナックを南で。／ブティック巡りの午後。

今日のランチは、北インドのスナックや軽食が味わえるKhushboo'sという店へ。数カ月前にオープンしたばかりのこの店、義姉スジャータによると、「チャートやゴルガッパがおいしかった」とのこと。夫と「行こうね」と言いながら、タイミングを逸し続けていたのだった。 今日はしかし、夫ではなく「ローカル食でも... Read more →

[Bangalore] 青と緑とクサクサと／日本好きお嬢さん来訪

ここ数日、ブルーである。わたしも人並みに、ブルーになることくらいはある。昨日の朝。朝っぱらから冴えない気分で庭を歩きつつ、夫に言った。 「わたし、ちょっとブルーなんだよね」 「え？　じゃあ、ミホは今、グリーンってことだね」 「なにそれ」 「イエロー（黄色人種）にブルーを混ぜると、グリーンになるでしょ... Read more →

[Bangalore] たとえば昨日の出来事。旅のエキシビションなど。

朝。先ほどFM熊本『モーニング・グローリー』の収録を終えた。収録は７時からだったが、起床は４時。というのも、夫が日帰りチェンナイ出張のため、朝一番のフライトで飛んだからだ。 さぞかし眠たかろう、と思われそうだが、眠くない。 「明日は大切なミーティングが複数入っているから、頭をシャープにしておく必要が... Read more →