ワシントンD.C.および西海岸ベイエリア在住時には、日常的に車を運転していた。広い道路を走り慣れている身にとって、慣れない右ハンドル、更には混沌でしかない近所を走るのは大いなるチャレンジだ。
郊外の新居ができた暁には、自分で運転するための車を買うつもりだった。今年後半のプロジェクトにしていたのだが、折しも先日、遂には1台目の車が壊れたことから、急遽、新車購入を決めた。
インドにおける自動車事情。2005年の移住以来、市場調査などの関係で、それなりにアンテナを張ってきた。書きたいことは諸々募るが、書き始めると、2009年にムンバイで購入した1台目(マニュアル)、2016年に購入した2台目(オートマティック)についての詳細にも言及することになり、話が異様に長くなるので割愛。
ちなみにインドは従来、欧州と似てマニュアル車が主流だった。現在の割合はどうだか未確認だが、年々オートマ車も増えている。
本日、家の周辺エリアを30分ほど、平均時速20〜30キロで試乗運転した。それ以上のスピードを出せないところばかりなのだ。
後部座席では見えなかったスピードバンプの曖昧な存在感。色などついていないから、見落とせば大きくジャンプしてしまう。左右から沸いてくるバイクの群れ。縦横無尽のオートリクショー。交差点でいきなり突っ込んでくる右折車。車道を堂々と歩く牛やら人間やら野良犬……。
タフ。実にタフだ……と思うと同時に、なぜか懐かしい……。情景こそ異なれど、マンハッタンと似ている。信号を無視して車を撫でるように歩いていく人々。折に触れて遭遇する、運転が下手すぎるイエローキャブのドライヴァー。
右足を、アクセルよりもブレーキに乗せている時間が長いとさえ感じるドライヴ事情……。
無論、現居から空港近くの新居まではハイウェイなので、比較的速やかに走れる。新居の界隈は、ドライヴするのに楽しいスポットも多々あるので楽しみだ。本来、「自分で運転することが好き」なわたしだが、インドではドライヴァーに任せきりだった。
インド生活17年目にしてようやく、自由に走れる時代の到来だ。カルナータカ州の免許証も、ようやく本領発揮の時が来た。
🗽一方、ニューヨーク州の運転免許証は、今年8月で失効……😢
ちなみに車内で夫が後部座席から撮影した外の光景。一見、空港? に見えるが、実は昨年開業予定だった、我が家の近所にできたばかりの鉄道駅。「インド初の全館冷房駅舎」として話題を集めたものの、そもそも、年間を通して気候がいいバンガロールで冷房はさほど重要ではない。
それより、界隈の道路が完成していない云々の理由で、1年以上も開業が遅れるところがインドらしくて残念。
試乗には役立ちました。😆
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