1週間は短い。しかし、ホリデーシーズンの合間を縫うように、今回デリーを訪れて、本当によかったと思う。忘れたくない出会いや出来事が続く。その一つ一つが繋がっていると思うと、どれも大切に記録を残しておきたいとも思う。
少し家の片付けをしようとも思っていたが、そんな隙間はほとんどない。今回は、人にお会いすることを優先し、片付けは後回しだ。
昨日は、パパの他界後、ここがわたしたち夫婦の家となって初めての、日本人のゲストがいらした。報道カメラマン/ジャーナリストである森下氏。彼と初めて言葉を交わしたのは、2020年にインドがロックダウンに突入した数カ月後のことだ。
森下氏は、わたしがFacebook上で情報シェアのために作っていた「COVID-19共生ポータルサイト」をフォローされていた。あるとき、情報交換のZoomミーティングを開催した際、参加してくださったのだった。
また、昨年初旬、一時的に大流行したClubhouseを通しても、何度か言葉を交わしたことがあった。しかし、実際にお目にかかるのは昨日が初めてだった。職種やキャリアは異なるとはいえ、「インドを日本に伝える」仕事に携わっている者同士、共通の関心時も多く、話が弾む。そして気づけば、日が暮れかかり……。
バンガロールでも、デリーでも、我が家は、ゲストが「長居しがち」な、快適空間だ。
夜は、デリー宅の階下に暮らすテナントのご夫婦と夕食を共にした。デリー宅は4階建てで、わたしたちは2階に暮らしているが、1階は彼ら一家が15年ほども暮らしているのだ。これまでは、軽く挨拶をする程度だったが、パパが他界して初めて、このたびは親しく話す機会を得られた。ここでも驚くようなご縁が発覚し、世間は狭いとつくづく思う。
今年はまだ、バンガロールの新居を整えるので手一杯だが、来年はデリー宅へ訪れる頻度を増やし、公私に亘って活動の拠点としての環境づくりを始めようと思う。バンガロールでも、福岡でも、デリーでも、やたらと片付けばかりしている気がする。
それもまた、わたしの使命であろう。
このデリーの家もまた、やがては千客万来の場として賑わうことだろう。
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