8泊9日の滞在を終えて、昨日の夜、アーユルヴェーダグラムから戻ってきた。いつもより1泊多いのに、例年以上にあっというまに過ぎてしまった。
・早朝起床で庭の散歩。
・朝のヨガ(アーサナ/ポーズ)
・トリートメント①アビヤンガムやオイルバス、シロダラなど
・昼のヨガ(プラナヤマ/呼吸法)
・ランチ
・トリートメント②膝
・午後のヨガ(メディテーション/瞑想)
・トリートメント③腰や肩など、部分的な治療
・ティータイム
・散歩
・夕食
というプログラムなのだが、これが退屈する暇もなく、結構な充実度なのだ。毎年何冊もの本を持っていくが、読み尽くせない。今年はなんと、1冊、1行たりとも読まなかった。ぼーっとしたり、散歩したり、「手書き回帰元年」としたことから、各方面へ手紙を書いているうちにも、時間が流れる。
しかし、これが本当によかった。
昔から「筆まめ」とは言われていたが、自分が文字を書くことが好きだったということを、再認識した。そして、「自分に向けて」ではなく「人に向けて」文字を書くことがこんなに大切なことだった……ということを、四半世紀ぶりに思い出した。
日本に住んでいたころは、お世話になった方々に、年賀状や暑中見舞いを欠かさず、必ずそれぞれの方に手書きのメッセージを添えた。印刷されたものに名前だけ、のハガキよりも、一言添えられている方が、自分だったらうれしいし、心に残るからそうしてきた。
その結果の今の自分があると、いろいろなつながりを思う。
今回、Bluecat Paperの手漉きのノートとしか持参しておらず、ペンも極めて書きづらかったが、今更ながら、今年は新しく、万年筆を買おうと思う。
ところで昨日の「人生を創るNOTE/00004」でも記した通り、これからの世界は「不易流行」。東洋、アジアの古くから伝わる教えや思想を振り返り、取り戻すべきとの思いを強くしている。
「不易」=古来から伝わる、守られるべき在り方。教え。神髄。真理。
「流行」=新しきもの。トレンド、ファッション。新味。
この二つの調和を、意識的に図りながら。このパンデミックが起こった原因と、それに打ち勝つことができない理由についても、数十年、数百年というスパンではなく、千年レベルで見つめるべき「波」だと思う……と、5000年の歴史を持つアーユルヴェーダの知恵を全身で享受しつつ思うのだ。
現在の世界で、不易流行の有意義を伝えられるのは、アナログ時代(パソコン/スマホ台頭以前)に社会人経験をしている人間、すなわちバブル世代より上の人間だと思う。若い世代から疎ましく思われようとも、わたしは益々マイノリティとなりて、地道に地道に、「古き善き」と思われることを、発信し続けていこうと思う。
* * *
それにしても、犬の直球なかわいさよ。アーユルヴェーダグラムで飼われている犬のサシャ。普段は猫に餌を与える猫おじさんは、犬&鯉おじさんとなって、日々、餌を与えていた。サシャはわたしのことを気に入ってくれて、すごく懐いてくれる。我が家の4猫の冷たい態度に慣れているわたしにとっては、うれしすぎる愛情表現。
わたしたちが体操をしていると、一緒に体操するかわいらしさ。犬も飼いたくなってきた。🐕
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