昨年10月に開催したミューズ・チャリティフェスト2020を機に結成されたSAREES。ミューズ・クリエイションが誕生した2012年6月からの初期メンバーだったEMIKOさんとのユニットだ。
EMIKOさんはミューズ・クワイアでピアノ伴奏をしてくれていたが、実は、プロのヴァイオリニスト。バンガロール駐在中には機会のなかった彼女のヴァイオリンを聴けることもうれしいが、更には、自分が歌えるという「贅沢すぎるカラオケ」をさせてもらえるのは、実に幸運である。
選曲は、メッセンジャーでやりとりしながら、話があちこちに飛びながら、お互いに好きな曲とか歌いやすい曲とかピアノ伴奏音源が見つかる曲とかを候補に上げているうちに、なんとなく決まってきた。
ディワリやクリスマス、そしてヴァレンタインと、イヴェントに因んで公開しているが、イヴェントと曲の関連性がなさすぎるのも味わい深い。『灰色と青』とか。結構な変化球だ。しかし、これがまた、いい曲なのだ、ほんと。しかも、EMIKOさん自身の編曲によるヴァイオリンの旋律がまた、遣瀬なさを募らせてたまらない。
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昨日の午後、サリーに着替え、気持ちを込めて熱唱していたら、上階の書斎にいた夫が
「これからロンドンと重要なカンファレンスコールなんだ、やめてくれ!」
と叫ぶ。
それ、先に言えよ! と思うが、どう考えてもわたしの方が、分が悪い。サリー姿で三脚やらパソコン(音源)やらを庭に運び込むうちにも、サリーは着崩れ、髪は乱れる。
歌い出したらCANDYが三脚をプッシュして画面を揺らす。ROCKYとJACKが喧嘩を始めて暴走する。追いかけて仲裁する。ああもう!
どこをどう切り取っても愛が滲み出ない環境のもと、上階のご近所さんから見下ろされていないことを祈りつつ、心を込めて熱唱した。
ちなみに音声は、MacのGarage Bandにあらかじめ録音している。イヤフォンを使って音を聞きつつ、デスクトップに向かって歌ったものと、EMIKOさんから送られてきたピアノとヴァイオリンの音源を合体させ、それに自分の映像をつけている。結構、凝ってるのだ。
先日も書いたが、『いのちの名前』以外は、録音の時、左耳にイヤホンをして音源を聴き、右耳で自分の声を聞いて歌うので、音程が微妙に崩れる。なんか、いいヘッドフォンだかマイクだか、ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。インドでも買えるといいのだが。
SAREESはこれからも続けていければと願っている。故に録音環境をもう少し整えたいものだ。
過去の動画もぜひ、これを機会にご覧ください。Your Songに至っては、仮装までお楽しみいただけます。
(1)『いのちの名前』/映画「千と千尋の神隠し」より/“The Name of Life” from Spirited Away
(2)『ユー・レイズ・ミー・アップ』You Raise Me Up/DIWALI SPECIAL
(3)『カブトムシ』Kabutomushi/ Beatle by Aiko /CHRISTMAS SPECIAL 1
(4)『Your Song 僕の歌は君の歌』 by Elton John, Lady Gaga/CHRISTMAS SPECIAL 2
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