🇮🇳わたしが知る限りにおいて、インドは世界で最も、ソーシャルライフ、すなわち「社交」を大切にする国だ。
家族や親戚、あるいは同族コミュニティの結束が強いのはもちろん、血縁を離れた友人や知人、出会った人々との絆も深い。地域により差異はあるにせよ、ご近所付き合いも大切な社交の一つだ。
さまざまな「異文化」が共存するインドは、絵柄の異なるマイノリティ(少数派)が、パッチワークのように連結して一枚の布になったような国でもある。各々の伝統や習慣を守る意味においての社交もまた重要だ。
2020年3月下旬。COVID-19のパンデミックに伴い、インドがロックダウンに突入してから2年が経った。当初は、このソーシャル重視の世界において、「人と会えない」ということが、社会にどのような影響を及ぼすのか、見当もつかなかった。
この2年の間に、この国で学んだことは、計り知れず、簡単に文字にすることはできない。さまざまな一層の社会問題を抱えながらも、「オミクロン株」の収束を経て、今、世界は猛スピードで動き始めている。
パンデミック世界で誕生した命や、新たに結ばれた婚姻を祝する集い。さまざまな会合にイヴェントなどが、怒涛のように押し寄せている。ミューズ・クリエイション10周年につき、何かを企画しようと思っていたが、2022年の前半は、保留とすることにした。
「一人の時間」や「睡眠時間」を重視するわたしはといえば、自分の心身に負担にならぬ程度に、大切な関わりや関心のある催しを優先して、赴こうと思う。あれもこれもと興味深いが、消化吸収できない。
文字が追いつかなくとも、「我がインド生活の今」における残しておきたいシーンを、切り取っておく。
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