タージマハル・パレスホテルの情景に加え、ホテル周辺、コラバ地区の写真も、残しておく。
南ムンバイにはまた、アールデコ建築も多い。写真の映画館(REGALシアター)もその一つだ。
テロのときに銃撃を受けた店のひとつ、1871年創業のレオポルド・カフェ(Leopold Cafe)は、弾痕を残しつつも、今も変わらず多くの旅行者で賑わっている。
初めてこの地を訪れたときから目にしていた、大きな風船売りのおじさんたちも健在だ。
変わる店。変わらぬ店。
消える命。生まれる命。
新旧が混沌と入り混じり、終わることのない時間旅行。
2007年から2012年までの5年間、毎月「西日本新聞」に『激変するインド』というコラムを連載していた。当時はバンガロールとムンバイの二都市生活をしていたこともあり、双方の都市におけるライフスタイルなどをレポートしていた。
今回、コラバ地区を歩きながら、「残る弾痕 臆せず営みを」というタイトルを思い出した。記事はもちろん、わたしが書くのだが、タイトルは編集部が決める。何十もの記事を書いたが、このタイトルは、深く心に刻まれている。
当時の状況が伝わる記事。関心のある方は、ぜひご一読を。
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