20代のころのわたしは、東京で、海外旅行誌の編集者兼ライターをやっていた。海外取材が多かったにも関わらず、英語はうまく話せなかった。30歳のとき、一念発起して、ニューヨークで1年間の語学留学を決めた。初めてマンハッタンに降り立ったとき、ストリートから湧き上がる目に見えない磁力に引き付けられるような気...
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今朝は月に一度のFM熊本の収録で早朝起床。初心に返って、ふだんの食生活について語る。2008年1月から語り続けて、今日で204回目。インドのことは、どんなテーマの何を話しても、「意外だ」と思われることも少なくなく、話題は尽きない。食生活の話にしても、15年前、10年前、5年前、そして現在とでは、状況...
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天気予報では、月曜の朝も曇天だった。しかし、せっかくナンディ・ヒルズの麓にいるのだ。山頂からの日の出を見てみたい……というわけで、昨日の朝は5時15分に起床、5時30分にホテルを出て、6時8分の日の出を目指した。 下界は曇天。きっと山頂界隈は雲に覆われているだろう……との予想通り、山道は途中から黄泉...
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すでに日常生活に戻っている本日火曜日の朝。これから外出だが、ナンディ・ヒルズのことを書き残しておきたい。日曜日、Jayaの勧める寺院を訪れた後、ホテルのタクシードライヴァーの勧めで、もう一つ別の寺院へ赴いた。 ドライヴァーの名はナンディーシュ。ナンディ・ヒルズのナンディに因んでいる。ちなみにナンディ...
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ナンディ・ヒルズを間近に眺めるリゾートにて。わずか2泊3日の滞在につき、のんびり過ごす予定だったのだが、2日目は、画家の友人、Jayaに勧められた寺院へ赴くことにした。Jayaは自身の作品にて、この寺院をしばしばモチーフにしているのだという。 9世紀から10世紀の間に建立されたシヴァ神を祀る寺院で、...
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今年に入ってから、旅をする機会が増えている。誕生日の週末もどこかへ行こうかと夫から提案されたが、わたしは近場で気分転換ができれば十分だと思っていた。そもそも、平日はバンガロールの中心部にある旧居、休日は空港近くの新居を往来する日々。落ち着きがない。 旧居から新居までは、道路交通事情にもよるが、車で北...
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①「世界はあなたを待っている!」というケンペゴウダ国際空港(ベンガルール/バンガロール国際空港)の歌(!)が完成したとの知らせを受けたのでシェアします。なかなかに、味わい深いです。 ✈︎BLR Airport Anthem – The World Is Waiting For You! ②こちら、同...
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昨日の朝、バリのデンパサール空港を立ち、6時間余りのフライトののち、午後、バンガロールに到着した。モンスーン・シーズン真っ只中のバンガロールは曇天で、吹く風は涼しく心地よく。 猫らの待つ旧居に一刻も早く帰りたかったが、まずは空港近くの新居に立ち寄る。新居にはメイドがおらず、不在中はドライヴァーが様子...
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インドネシア旅を終えて、今からバンガロールへ帰る。空港でフライトを待ちながら、コーヒーを飲みつつ、色濃い7泊8日を反芻する。 昨日は、リゾートを離れてウブドを観光することにしていた。行きたい場所はいくつかあった。たとえばウブド中心部にあるサラスワティ寺院やテキスタイルショップなど。しかし、そこに32...
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イスラム教徒が8割を占めるインドネシアにあって、バリ島だけは独特の宗教世界。かつてイスラム勢力に追われたヒンドゥー教徒たちが、この島に逃れてきた。ゆえに、バリ島はヒンドゥー教徒が9割を占めるという。 バリ島の村々には、少なくとも必ず3つの寺院があり、三神一体(トリムールティ)の神々が祀られているとい...
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自ら鉱山に入ってエメラルドの原石を発掘。ありのままの石の姿を生かした宝飾品を生み出すジュエリーデザイナーの川添微(ほのか)さん。わたしが初めて彼女と出会ったのは2000年のニューヨーク。当時わたしが自社のMuse Publishing, Inc. から出版していた季刊の日本語情報誌『muse new...
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昨夜、ようやく旅の最終地点、バリ島の高地に位置するウブドに到着した。滞在先は、町外れた村にある、緑に抱かれた小さな楽園だ。ここで4泊を過ごす。 17日の深夜、バンガロールを発って以来、移動が多めの3泊4日だった。もっとも、訪れたい観光スポットは2つの寺院だけだったので、それ以外の時間はマッサージを受...
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