ロックダウン7日目。軟禁生活11日目。長いんだか短いんだか、よくわからない時間が流れる。寝巻きと部屋着の境界線を明確にせねば、と思う。自分の中では当然、その差異はあるのだが、他者から見ると判別しにくいような気がする。 外に出られないから、おしゃれな洋服はいらない。ハンドバッグもいらない。靴もいらない...
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ロックダウン8日目。軟禁生活12日目。こんな環境の中でも、インターネットが存在するおかげで、今は安全に過ごせている。日々、誰かとZoom(オンライン・ミーティング)で会う。むしろ、異国に住んでいるからと、会うことを諦めていた人とも、久しぶりの「再会」を果たせたりする。 ここにきてようやく、脳内の撹拌...
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ロックダウン9日目。軟禁生活13日目。友人から送られてきたメッセージ。「2019年:ネガティヴな人とは距離を置こう」「2020年:ポジティヴな人とは距離を置こう」の言葉が、残念ながら言い得て妙だ。 昨日の記録を書く前に、今朝のことを。朝、モディ首相が国民にメッセージを送り、国民の協調を願ったことは記...
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ロックダウン10日目。軟禁生活14日目。この特殊な時間の中で、しかし「オフライン」にして情報を断絶してしまえば、緩く穏やかな日々。手に入る限りの食材で滋養のある食生活をし、朝な夕なに庭の緑を裸足で踏みしめ、降り注ぐ陽光を浴び、猫らと遊び、映画を見、本を読む……。 むしろ、贅沢な時間であると思う。ただ...
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ロックダウン11日目。軟禁生活15日目。こうして日々、記録を残しておかなければ、今日が何日で、何曜日かさえ、わからなくなる日々。昨日は4月4日(土)だった。 本当に、ほとほと、ほとほと、「温度差」という次元ではない。著しい認識の違いに、言葉を失うことが連続して起こる。もう、日本のことを忘れて、インド...
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ロックダウン12日目。軟禁生活16日目。わたしは毎日、何をやっているんだろう……というくらい、瞬く間に時間が流れる。雑念、邪念をなかなか捨てられず、集中力は低いまま。あと一つ、仕事を片付けたら、当面の本業プロジェクトは、毎月のラジオの収録などを除いてすべて終了。 それをすませたら、次を考えよう。もう...
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昨日の9分間の祈りに際し、みなが一斉に電気を消したら電力供給に異常が起こるのではないかという噂が広がりました。確かに、問題は起こります。ゆえに、背後で、電力をコントロールする準備が行われていました。 わたしの夫の友人のひとりが、電力安定にかかわる仕事をしています。彼の会社は、電力需要が急に落ちた際の...
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ここ数日、インドに住む友人らからの、マスク自作の投稿が続いていた。わたしも作ろうかと思っていたところ……。 今朝、久しぶりにTimes of Indiaを開き、同紙のキャンペーン広告を読んで、涙が出てきた。いろいろな感情が渦巻いて、朝から泣けた。 この国の、久しき英国統治から独立する以前の、マハトマ...
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ロックダウン13日目。軟禁生活17日目。昨日も昨日で、いろいろあった。家にいるのに、いろいろあった。ジャイ子改めCANDYに酷似した野良猫が迷い込んできて、大騒動もあった。NORA姉さん発狂、ブラザーズは遠巻きに唸る。 屋根の片隅で身動き取れず、情けなくもかわいい顔した、痩せた男子。餌を与えたい衝動...
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ロックダウン14日目。軟禁生活18日目。あくまでも、「オフラインにして周囲のことを考えず」「自分のことだけ」を考えて言うならば、この時間が止まったかのような、宙に浮かんだ日々の蓄積は心地よい。 当初は、生活インフラと食料供給の心配はないにせよ、「3週間、自宅から一歩も出られない」という現実を前にして...
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ロックダウン16日目。軟禁生活20日目。去年の今ごろ、南インドは水不足で、チェンナイは大渇水、バンガロールの拙宅の井戸水も枯渇して、給水制限があった。翻って今年。盛夏にも関わらず、空気は軽めで雨も降り、なんともいえず過ごしやすい。 2007年4月、今の家に引っ越してきた。当時から冷房はつけていない。...
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ロックダウン17日目。軟禁生活21日目。パラレルワールド風味満点の、昨今の日常生活。もう、自分がどの次元で何を考え、どこを見据えているのかがわからなくなってくる。 ミューズ・クリエイションのメンバーのうち10名及びその家族が、12日、13日、14日のバンガロール(ベンガルール)発成田行き日本航空臨時...
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ロックダウン18日目。軟禁生活22日目。今日から3日に亘って、日本へと飛ぶ臨時便に関する情報メールが、何通も送られてくる。当該者には直接メールが届いているはずだと思うが、念のため、目を通して「COVID-19ポータル@バンガロール」に転載する。 そのたびに、気持ちが落ち着かない。落ち着かないので歌う...
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ロックダウン19日目。軟禁生活23日目。そもそも、バンガロール(ベンガルール)の在留邦人は、2018年10月時点で1200人程度。在留届を出していない人を含めても、1割増程度ではなかろうか。 今回の「鎖国対応」により、日本へ一時帰国したまま、インドへ戻れなくなっている人は、わたしの友人知人だけでも十...
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ロックダウン20日目。軟禁生活24日目。昨日で、もう20日も経っていたのか……と、改めて思う。そもそも、季節の変化が緩やかで、メリハリのない気候のバンガロールにあって、より一層、時間の連なりが淡々としている。 過去30年以上、日々のジャーナルを記してきて、書棚にはずらりと過去のスケジュール帳が並んで...
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ヒンドゥー教のカースト制度における最下層「ダリット」(不可触民、アウト・オブ・カースト、アンタッチャブル、スケジュールド・カースト)の出自ながら、類い稀なる才能を持ち、海外留学を経て弁護士となったアンベードカル。 彼は弁護士としてはもちろん、政治家として、思想家として、大学教授として活躍したほか、イ...
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