夢のような好天。
にもかかわらず、脳内ぐるぐる無為に夢想する、落ち着きのない人間。
小径を歩いて歩いて、往復しながら気持ちを鎮める。
ヤシの葉越しに陽光降り注ぐ庭に出れば、猫らの愛らしく。
いっそ猫になって、日がな一日、ゴロゴロとしていようか。
カゴの中でまどろむ弟JACK。それを覗き込むROCKY兄さん。
愛らしい情景……と思うやいなや。
「ぼくに近寄るな」と、すごい剣幕で憤慨するJACK。
アマゾン箱に退散して、しょんぼりとするROCKY兄さん。
少年時代は、いつもくっついて仲良く寝ていたというのに。
猫は猫で、複雑な猫模様。
生きとし生けるもの、みなそれぞれに事情あり。
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