その他のワイルドライフ。ヒト科ヒト属ヒト(ホモ・サピエンス)。
ドレスコードは「白」。1920年代、欧米で流行ったリゾートのパーティファッション。ロバート・レッドフォードの『華麗なるギャツビー』を彷彿とさせる退廃@ジャングルにて。
初日は「音楽がうるさすぎる」などと言っていたのは誰だったか。ミューズ・クリエイションのおかげで、すっかり「舞台慣れ」。踊りのうまい友人とステージに上がり、真似して踊るも楽しき夜。
ヒトの間で流行して久しいCOVID-19。ここに集うヒトらは、合流48時間前にPCR検査を受けて全員陰性。加えて、我が親しい友ら夫婦は、半数近くが感染ずみ。我々含め、ワクチン接種をしている人も多数。
リゾートのスタッフ含め、接客業ほか、公共の場では、州によって条件が異なれど、基本、マスク着用。わたしが首にかけている存在感あるチェーンも、マスクホルダーにつき。マスクはすっかり、ファッションの一部となりて。
わずか2泊3日のジャングル・ライフのインパクトは強く。昨夜、長距離ドライヴを経て帰宅。毎度、歓迎してくれない我が家の4猫らが、しかし殊の外、小さくかわいらしきものに見える。
Urban Companyのセラピストに来てもらいマッサージを受ける。昨夜はリラックスして熟睡したはずが、しかし気怠い火曜の朝。
マイソール=バンガロールの道中、いつも立ち寄るMaddurという村のティファニーという名の食堂。
2003年、初めてバンガロールを訪れたとき、夫の家族とマイソール を旅した際に立ち寄った。当時とはまったく異なる道路事情。店の風情。
http://www.museny.com/mihosakata/album-03india12.htm
この店では、我がお気に入りのスナック「Maddur Vada」が食べられるのだ。ドーナツ型のワダ (Vada) も好きだが、このチョコチップクッキーのような見た目の香ばしいマドゥール・ワダも美味なのだ。
今回、店内に掲げられたイラストで、マドゥール・ワダが今から100年以上前、この店のオーナーによって、「偶然に創造された名物」だということを知った。マイソール とバンガロールを結ぶ列車の乗客たちのために出されてきたスナック。
わたしにとっては、初めてのバンガロール、マイソール旅の記憶と重なり、さらには背景となる物語が、おいしさを際立たせる。
本来は薄っぺらいはずのペーパー・ドサは、そこそこの厚みを備えて巨大。ギーを含んで香ばしく美味で、やめられない止まらない。毎度、サウスインディアン・コーヒーで油脂を流し込むように締めくくる。
ちなみに朝食の写真は、左から揚げたての香ばしいワダ(ドーナツ型)、ビシベレバス(Bisi Bele Bhath/ hot lentil rice)。このお風呂みたいな名前の食べ物は、マイソール 発祥とされるカルナータカ州の伝統食、米や豆、野菜のお粥のようなものだ。
その隣は、ヴァーミセリVermicelli(細いセモリナ・パスタ)で作られたセミヤ・ウプマSemiya Upma。カルナータカ特産のピーナッツをトッピングにして食べるとよりおいしい。ちなみにインドでは、ヴァーミセリを使ったスイーツも少なくない。
料理の向こうにあるグラス、ひとつは搾りたてのサトウキビジュース、そしてコールドコーヒー。コーヒープランテーションのあるクールグにほど近いこの界隈でも、もちろんコーヒーは愛飲されている。
普段はブラックコーヒーを飲んでいるが、新鮮で濃厚な牛乳で作られた、甘くミルキーなコールドコーヒーは、格別のおいしさ。料理からも、飲み物からも、大地の恵みを直接に味わえる感じだ。
よく遊び、よく食べ、よく飲んだ週末。さて、諸々デトックスしつつ、じわじわと軌道修正せねばと思ううちにも、3月は下旬となりて。
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