もうね、どこから何を書いていいのかわからない。毎度パラレル・ワールド炸裂のインド日常生活だが、昨日は久々に、食らった感あり。
YPOが主催するイヴェントの一つに関心を持った我々夫婦は、先日、尿検査を受けた。「尿を分析することで、自分の健康状態を知り、不足する栄養素などを補う」というプログラムだ。昨日その結果を聞くべく、主催している会社へ赴いた。
そこは……日本の武術の世界だった。
オフィスに入るなり、我が愛すべきサルバドール・ダリの絵が掛かっていて目が釘付け。
創始者のシヴァは、幼少時から柔道ほかさまざまなマーシャルアーツ(武道)をやっていたが、20年前にデンマーク人から「武神館」のことを聞き訪日。創設者の初見良昭に出会ってたちまち、彼についていくと決め、他の全ての武道をやめ、以来20年間、バンガロールの一隅で、道場を続けている。
彼は毎年3回日本を訪問。1回最低15日間の修行をしてきた。彼の家族やスタッフ数十名も全員、日本での修行経験者だと言う。武神館とは、千葉県野田市に拠点を持つ、日本の古武術の道場。忍術、体術、武器術と幅広い武術を教授しているが、外国人の修行生が非常に多いことでも知れている。
以前、ジャパン・ハッバ(バンガロールで毎年開催されてきた日本祭り)で、彼らのパフォーマンスを見たことがあったが、まさかこんなにも本気だとは思わなかった。
ちなみにシヴァは、ダリが好きで、わたしと同様、スペインのフィゲラスやカダケスを旅したこともあるという。そんなレアさがまたビンゴ。そして同じ巳年。
初見良昭氏が書いたという書などが至るところにかけられ、練習場の一隅には神棚。
尿検査の結果をもらいに来たのが、異次元空間っぷりに驚嘆して、なかなか本題に入れず。
彼は武術を通して「心身の健康」を目指す活動、ビジネスをしているが、この尿分析は5年前に始めたとのこと。オフィスには呼吸法や瞑想の専門家もいる。他のビジネスも並行して行っている。
夫婦揃って、尿検査の分析結果を聞いてまた、驚嘆。
尿を分析だけで、我々夫婦が、他の夫婦では見られないほど、同じ食品を食べていることを指摘され、夫が服用している薬の副作用について説明され、そして不調の原因となっているメカニズムを説明してもらえる。
詳細は割愛するが、つまり、自分が、どのような栄養素(ヴィタミンなど)が不足しているかがわかるため、それをピンポイントで摂取すれば、たいていの問題は解消され、「身体が快適になる」というのである。
この点、アーユルヴェーダでの分析とも共通しているところがあり、諸々、感嘆する。
今後、指定された食材を積極的に取り入れ、サプリメントで補給した結果、自分の身体にどのような変化があったか、実感した上で、また詳細を記したい。
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