昨日はサリー&インド服を着て、踊りまくった1日だった。パーティに参加したわけではない。自宅で一人、撮影である。
インドが第二波の感染拡大で混沌に包まれていた最中の5月中旬。ロックダウンで閉塞的な日々の中、ボリウッド・フィットネス「Bollyque」のレッスンを受け始めた。
ダンスはインドの伝統的な民族舞踊やヒップホップなどから、さまざまなスタイルが取り入れられていて、クラスのレベル(3つ)によってアレンジが異なる。わたしはいま、「真ん中」のクラスを受講中だ。
「Bollyque」では、米国にあるボリウッドフィットネススタジオ「BollyX」がプロデュースするレッスンを導入しているとのことで、効率的な有酸素運動になっているらしい。実はダンスをすれば少しは痩せるんじゃないかという期待があったが、体重に関しては、微動だにしない。むしろ食欲が増す。しかし、体力はついているし、心配だった膝の痛みも、今のところは悪化させずに踊れている。
ダンスはリアルに教えてもらわないと雰囲気が伝わらないのではないか、パソコンの小さな画面を見て練習ができるだろうか……と思いつつも、週に1、2回受講するうちに、気づけば3カ月。
リアルに教わる方がもちろん学びやすいだろうけれど、オンラインは場所を問わず、必要な時間は実質練習している1時間半だけという利点がある。「自分のダンスのレベル・年齢・容姿なんて関係なし。今の自分を受けいれ、好きなことを全力で楽しむ」というBollyqueのコンセプトにも共感を覚えた。
💃
さて、昨日なぜ一人で踊りまくったかといえば。
今からちょうど1年前、「Bollyque」は、シンガポールでボリウッドダンスに出会った日本人女性たちによって創設された。今は3人のインストラクターが指導をされている。今回、一周年記念の特別企画ということで、一曲を特訓、希望する受講者たちが踊るダンス動画が作られるとのこと。
思えば去年の今頃は『ミューズ・チャリティフェスト2020』の企画で、ミューズ・ダンサーズの動画を作るべく踊って編集していた。それと似たようなコンセプトだ。『HAND CLAP』も踊りまくったな〜。
課題は「赤いワンピース(ドレス)を着て撮影」だったので、最初は上の写真右側の服装で庭に出て、猫らが見守る中、踊り撮影。動画に撮ると、自分の動きの問題点が明るみになってしまい、何度も撮り直して疲労困憊。
ひと段落した後、急に「サリーでも踊ってみたい」と思い立ち、動きやすそうなサリーを引っ張り出して着用、踊ってみる。楽しい。サリーを着ている方が、なんか「それっぽい」感じになる。この独自動画は、Bollyque一周年記念動画が公開されたあと、STUDIO MUSEのチャンネルで公開する予定。
結婚式のとき、初めてサリーを着てから20年。以来、サリーの魅力に引き付けられてきた。ヴァイオリニスト恵美子さんとのユニット『SAREES』の動画でサリーを着てはいるが、クローゼットには着る機会のないサリーがまだたくさん眠っている。
以前は『インドのテキスタイルとサリー講座』を実施したり、ミューズ・クリエイションのメンバーとサリーを着用してのランチ会を企画したりしていたが、その機会もなくなってしまった。
我が親しきインド友らも「ハレの日」など以外はほとんどサリーを着ない。自分でサリーを着れない……という友もいる。
インドのテキスタイルの魅力を、サリーを通してまた、少しずつ紹介していこうかとも思う。インステ(インドはステキなものであふれている)は、尽きない。
それにしても、サリーは「着痩せ効果」が高い。「痩せ見え着付け」にも技がある(研究済み)。そのあたりも、いつか動画で紹介できればと思う。ただし踊るとデブが明るみになる。これは仕方がない😅
💃BOLLYQUE
➡︎https://linktr.ee/bollyque
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これまでしばしば紹介してきたインドの伝統工芸のバザールDASTKAR。その創始者であるLaila Tyabjiは、今回、ファストファッションのH&MとインドのデザイナーSabyasachiのコラボレーションについて、数日前からFacebookで意義を唱えていらした。やはり、DASTKARの創設に関わり、インドの伝統工芸及び職人たち(主には女性)を支援し続けている我が友人デヴィカは、この件に対して強く反発している。たやすく是非を判断し難い問題であり。経緯が記された公開されている文章の画像を貼っておく。
ちなみにLailaは、子ども時代、日本に暮らしていた時期があり、日本語が話せたという。わたしが以前、DASTKARの訪問動画をアップロードした際、それを見て、日本語を懐かしく思ったとのコメントをくださった。
◉Laila Tyabjiのフェイスブック投稿記事
◉Laila Tyabjiが、手工芸関連団体とともにTHE HINDUに掲載した質問状
‘Sabyasachi x H&M: a wake-up call to the design fraternity’
➡︎https://www.thehindu.com/society/sabyasachi-hm-letter-artisans-laila-tyabji-textile/article35960214.ece
◉Sabyasachiからの回答文
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🇮🇳DASTKAR/ インド各地から108のヴェンダーが集結。手工芸品バザールの様子をレポート
外出先でのインスタライブ は初の試みであるのに加え、インスタグラムの動画は「縦」でしか撮影できないこともあり、見づらい点があると思うが、臨場感ある雰囲気を楽しんでいただければ幸いだ。
【関連ブログや動画など】
●DASTKAR/ A Society for Crafts and Craftspeople
➡︎https://www.dastkar.org/
●DASTKAR Nature Bazaar/ 手工芸品に息づくマハトマ・ガンディの精神など。過去の記録はこちらのブログからご覧いただけます。
➡︎https://museindia.typepad.jp/2019/2019/07/gandhi.html
●カシミール、手工芸品を巡る旅の記録(2012年6月)
➡︎https://museindia.typepad.jp/2012/%E6%97%85%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB/
●ガンディの理念が生きる、手工芸のNGOを訪問(ハンピの旅にて)
➡︎https://museindia.typepad.jp/2018/2018/03/hampi03.html
●自然を讃え、愛と豊穣を描く。インド伝統絵画「マドゥバニ・アート(ミティラ・アート)」の世界/画家ヴィドシニによる撮り下ろし
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