●なぜわたしのような人間がここに? 日本人は、世界でも最も「几帳面人口」が多い国だと思う。国民の約8割は「ピシッとしている」のではないかと思う。「わたしは、そんなでもないわ」とお思いのあなた。インドに来れば、自分が「几帳面かも!」「きれい好きかも!」と思えること請け合いだ。 インドでなくても、米国その他、ドイツやスイスなど欧州の一部を除く他国に1カ月でも住んでみれば、わかるというものだ。 さて、わ... Read more →
月曜日の午前中に、抱えていた仕事が完了したため、今週より当面は「全身移転体制」にて、荷造りや新居偵察、備品の購入に心血を注ぐ所存の我である。 昨日今日と、家、コマーシャルストリート、新居の「ゴールデントライアングル」を行き来する。 無駄のない暮らしを心がけてはいるはずなのに、タオル掛けやらトイレットペーパーホルダーやら、ソープディッシュやらなんやらかんやら、たった二人が暮らすのに、どうしてこんなに... Read more →
ふふふ。 久しぶりに、「勇敢マダム」から「有閑マダム」に転じたランチタイムであった。 「秘蔵の一本をあけましょう」 と、友人に誘われ、7名の日本人マダムが料理を持ち寄って集合した。ご覧の通り、みんなお料理が上手! ちなみにわたくし、段ボールの山間に立つばかりで、キッチンに立つ余裕はなかったため、家政夫モハン作の野菜コロッケを持参。 ちなみにパン粉は、義母ウマが義姉スジャータに頼まれてシンガポールか... Read more →
●クリケット惨敗の余波 1週間後にはついに引っ越しなのだわ。と、感慨に耽る間もなく、慌ただしい土曜の朝。 夕べはクリケットのインドチームがスリランカに負けてしまい、敗退してしまった。 当然、夫は深夜まで試合を見ていた。わたしもベッドにはいっていながらも、わずかな光や音が気になり、熟睡できない。2時ごろ目をさましたら、インド勝利の可能性はないと憤慨の夫であったので、もう、寝ようよ、とテレビを消したの... Read more →
吠え癖がつくのは、なにもイヌだけではない。 人間でも、だ。 そしてそれは、わたしだ。 いや、わたしだけではない。インドに暮らす異邦人の、どちらかと言えば「負けん気」や「自己主張」が強い傾向にある人間なら、誰もが自らの「吠え癖」について、薄々気づいているに違いない。 先日、「秘蔵の一本で優雅ランチ」の折、その話題が出た。 先頃、OWC主催で「帰国を控えた人々」を対象にした講演が行われたのだが、わたし... Read more →
思いがけず、かわいらしい「専用車」で、花や植物がやってきた。 本日は、「運び込み」と「土ならし」作業のみ。 花も植物も、まだみんな子供のように小さいが、庭師曰く「2、3カ月もすれば、ぐっと大きくなる」(と言っているはず)なので、楽しみに待とう。 今日も、実に激しい一日だった。 ランチはコマーシャルストリートのKFCだった。 後れ毛はばらばらと、化粧ははげ落ち、首に木綿のスカーフを「手ぬぐい」のよう... Read more →
今月は、「衣類」がテーマ。渡印直後の我々のエピソードも交えつつ、インドの「洋装化」についてを紹介した。 それにしても、記事に書いている通り、渡印前は「夫の衣類の買い物」にたいへんだった。ファクトリーアウトレットでどれだけ買い込んだか。 我々の衣類の、スーツケースに占める割合を、移住前後の数日の記録(11月6日)にも記している。最早、懐かしい思い出だ。 それにしても、おいしそうなプライムリブだ。 そ... Read more →
アスファルトに散らばるのは、舞い降る白い雪……。 ではもちろんなくて、舞い飛ぶゴミ。ゴミだ。 前方を走るゴミの回収車が、集めたゴミを、力一杯、撒き散らしながら爆走しているのだ。 ゴミがびゅんびゅん、舞い散らばるさまは、呆れを通り越して、コメディである。 回収車を追跡して、作業員を捕まえて、文句のひとことでも言いたかった。 ごみの回収に使役する人々は、貧しい人々だ。 彼らに、衛生の観念がないのは、仕... Read more →
●内装工事は大詰めだ。が、今日届くはずのタイルは届かなかった。が、隣家もまだ、工事中にも関わらず「新生活」をはじめている。我が家だって、できないことは、ないだろう。 ●荷造りは業者に頼む。 といいながら、 「これは、業者には任せられない」 「自分で仕分けしておいた方が開封時に楽」 などと言っているうちに、いつしか段ボールの山……。 どうにも、自分でやらねば気がすまないらしい。 というか、人に任せる... Read more →
今は30日の深夜。昨日から引っ越し業者がやってきて、荷造りを始めた。で、今日から運び込み。明日が山場だ。 業者の仕事は、非常によい。荷造りも丁寧だし素早い。アメリカの引っ越し業者でひどい目に遭い続けていたので(米国は悪評高い引っ越し業者がごまんといるのだ)、なおさらよく思える。 箱にも丁寧に内容物を書いてくれる。「割れ物注意」のマークが「ワイングラス」というのも、かわいらしい。 さて、本日。夕方に... Read more →
ふふふ。 新居からである。 予定通り、しかしかなり強引な感じで、しかし確実に、引っ越せた。 しかも、電話回線、インターネット回線も速やかに開通。 新しい書斎(というか、段ボール屋敷)でノートブックに向かっている。 ダイニングルームのペンキ塗りが完了していなかったり、カーテンが届かなかったり、その他こまごまと未完成部分はあるけれど、これから1週間ほどかけて、荷解き片付けと同時進行で、整えていければと... Read more →
確かに疲れていた、ということもあるが、それにしても。 夕べほど熟睡できたのは、久しぶりのことだった。 新居は、風水的にもいいような気がしていたが、 一日過ごしただけで、いい場所だということが実感できた。 6時すぎに、小鳥たちのさえずりで目を覚ました。 網戸にして寝ていたのだが、風がひんやりと冷たく心地よく。 まるで森の中のキャンプ場にでもいるような、そんな目覚めだった。 庭に椅子を出して、朝のお茶... Read more →
気がつけば、4月である。 31日は、9時ごろまで、引っ越し業者の運び込みが続いた。開封できるものはすべて開封してくれ、ともかくは、とてもよい仕事をしてくれた。 このWRITERという業者。米国からインドに移住した際、米国で頼んだ引っ越し業者がインド国内の提携先として利用していた業者で、そのときの対応が結構よかったこともあり、今回も頼むことにしたのだった。 営業担当者は、なぜか古典的な英国英語を話す... Read more →
●引っ越しの後片付けは、遅々として進んでいるんだかいないんだか、わからぬ。 ●ペンキ塗りは、ついには明日、完了らしい。ペンキ塗り職人は2日間に亘り、頭痛で欠勤であった。ペンキ屋のマネージャーのモナ曰く、彼らはマスクや手袋を「したがらない」のだとか。 ●大工も、工事人も、ペンキ塗り人も、肉体労働者の誰も彼もが「自己防衛本能」が、あまりないのか。それとも、たくましいのか。思えば、あの日。あの職人は、銀... Read more →
諸々の出来事が凝縮している日々。毎日毎日、自分の耐性を試験されているかのようである。 忍耐力、柔軟性、寛容性、的確な判断。 あくまでも、わたしは「部外者」であり「異邦人」であるのだということを、この地には「お邪魔させていただいているのだ」ということを、肝に銘じながら、わきまえながら、抑えて、抑えて、抑えて……。 と思うのだが。 うぉ〜〜〜〜っ! とインドの中心で吠え叫びたくなるんですよこれがもうほ... Read more →
毎朝、庭でお茶を飲み、朝食をとる。朝の澄んださわやかな風。そして何種類もの小鳥たちの、にぎやかなさえずり。 少し日が高くなると、どこからともなく、やはり何種類かの蝶たちが飛んで来て、我が家の花々と戯れてゆく。 しかし、そんな平穏も、まだまだ束の間。引っ越してから1週間が経とうとするが、本日もまた、出入りの激しい一日である。 まずは、またしても上海雑技団の登場。予定より丸一日遅れて金曜の朝。ようやく... Read more →
●家が、だんだんと整い始めた。ダイニングルームの片付けも8割方終え、あとは「掃き溜め」となっていたゲストルームの片付けだ。 まだメタルワークの追加作業やフェンスの工事が途中だとはいえ、あと1週間もすれば一段落する。予定通りに引っ越せたことだし、上出来だろう。 ●今週末はやはりパーティーをできそうだ。と思った矢先、デリー実家から電話。ダディマ(祖母)の調子が、いよいよ悪いようだ。米国行きの直前ではあ... Read more →
明日(木曜日)の件、携帯電話もつながらないし、メールもなぜだか返送されて来て送れないの。 正午あたりから適当に始める予定です。とりあえず、そちらから電話をください。 料理一品、忘れないでね! 最早、料理でもデザートでも出来合いのものでも、なんだってOKです。 ゆかこさん以外のみなさま、失礼しました。インドのインフラ、まだまだ不安定です。 Read more →
あいかわらず、熱く激しい日々が続いている。 【二つの死】 このアパートメントの管理事務所で働くニナ。ここ1カ月ほど、彼女がずいぶんと、手助けをしてくれている。その彼女の母親が、心臓発作で急逝した。 1週間後の月曜日、憔悴しきった面持ちで、しかし彼女が手配してくれた仕事の状況を気にして、我が家を訪れた彼女。67歳だった母親は、糖尿病を患っており、いろいろな薬を飲んでいたという。 ニナには数名の兄弟が... Read more →
夕べ、待ちに待った雨が、大地を濡らした。 最後にこの町で雨を見たのはいつだっただろう。思い出せないほどに遠い。 夕暮れどきから、灰色の雲が空を覆い始め、やがて日暮れてのち、雷鳴と稲妻とが空を。雨は優しく軽く、降り注ぐ。こんなにも強く、雨を待ちこがれたことが、かつてあっただろうか。 中学一年のときに福岡を襲った「大渇水」のとき以来の、雨への喜びのような気がする。 さて今日は、友人らを招いて、ポットラ... Read more →