ディワリ休暇明けその他で、世間が落ち着かない昨今。ローカルフード探検のことは、はっきりいって忘れていた。
しかし、2カ月のインターン生活も半分が過ぎてしまったTARO隊員にとって、そんな世間の事情は関係ない。
「ローカルフード探検隊ですが、今週はお休みでしょうか? 先日訪問してぜひ、ローカルフード探検隊として行きたいお店があります!」
という熱いメールが届いた。
そもそもローカルフード探検隊って、毎週ちゃんとやるんだったっけ?
というくらいに、気分と状況次第でばらつきのあるいい加減な企画なのだが、こういう前向きな催促をもらうと、週に一度は実施せねばという気持ちになるからすばらしい。
そんなわけで、市街南部、コラマンガラというエリアの利便性高いロケーションにあるGRAMINへ赴いたのだった。
この界隈は日本人居住者も多く、ローカル探検隊でこれまで紹介してきたなかでは、一番「現実的に利用されやすい店」だと思われる。
U-KO隊員は先約があり、K2隊員は深夜、旅から戻ったばかり。
参加者はTARO隊員と二人だけになる可能性が高かったので、ゲストとしてTARO隊員のインターン先の青年社長GY氏と、前回もゲスト参加した女子を誘った。
と、静かに熱いK2隊員は、海外旅行から戻って10時間もたっていない身の上で、参加表明の連絡をくれたのであった。タフなのね。
この店。北インドの「田舎料理」の店らしい。天然のスパイス、素材だけを用いた、健康的な料理を供するとの案内がある。これは楽しみだ。
インド料理。外食しか食べたことのない人には、特に北インドの料理は油脂が多くてスパイスがきつく、ヘヴィーな印象が強いだろう。
しかし、家庭料理はいくらでも、軽くて健康的に調理することができる。我が家で作る北インド料理も、薬膳のようなものだ。
前回、TARO隊員とGY氏が訪れた際、辛いものを頼みすぎたとのことで、今回はチリ控えめを選ぶ。
メニューの下に案内がある。
スーパー・ヴェジタリアンのジャイナ教徒のための料理もある。
徹底した不殺生を貫くジャイナ教の人たちの食生活はまた、制約が多く、玉ねぎやニンジンなどの、地に育つ根菜類も食しない。
個性的な飲み物がメニューに並んでいたので、それぞれ頼む。そしてみなで味見をし合う。わたしが頼んだレモンのスライス付きNimbu Shikanjiが美味だった。
レモンジュースが基本形のようだが、これにはマサラ(スパイス)、タマリンドなども加味されて、個性的な味わい。かつヘルシーな感じ。
KJ隊員が頼んだKesar Lassi(サフラン入りラッシー)も上品な味で美味。
マサラ風味が利いた、軽くて香ばしいスナックで、これはまさに「ビールのおつまみ系」である。
Bhindi Rajasthaniと呼ばれる料理。小人数で頼むと、これだけで食事が入らなくなる可能性があるので、4、5人で1つが妥当であろう。
家でもマサラを控えて作りたいとおっしゃっていたK2隊員。ここにレシピがありましたよ!
その他、メインの料理については、以下、隊員のレポートを参考にしていただきたい。
料理はいずれも、個性的な味わいながら、奇抜な感じがせず食べやすい。
北インドの煮込み系料理は、野菜の原型が損なわれるほどに調理されているものが少なくないが、ここの料理は、野菜の主張が健在で、ヘルシーな感じが味覚から伝わってきた。
なによりも感動したのは各種ロティ、ナン。最初、盛り合わせを頼んだのだが、みなであっという間に食べ尽くし、さらにもう一度、あれこれと注文した。
普段は主食をそんなに食べない女子も、TARO隊員に任せることなく、かなり食べていたのが印象的である。たかが小麦粉。されど小麦粉。奥が深い。
ここが我が家の近所だったら、間違いなく夫と一緒に来たいところだが、いかんせん、自宅から45分ほどと離れているのが惜しい。
あれこれ飲んで食べて満腹で一人当たり200ルピー(約350円)。なかなかにポイントの高い店である。コラマンガラ在住のみなさん。ハードル低い店ですから、どうぞお試しあれ。
さて、以下は「充実の」隊員レポートだ。(※は、隊長の追記)
本日は僕の要望に答えて頂きありがとうございました。前回訪問した際は、全体的に辛いイメージでしたが、今回はそこまででもありませんでした。
メティ・マライ・マター(Methi Malai Mutter) は、典型的な北インドっぽいリッチでクリーミーな仕上がりで、ロティとの相性が抜群。
個人的には、ゴマが効いたミルチ・カ・サラーン (Mirch Ka Salan) が大ヒットでした。
またロティなどのインディアンブレッドがモチモチしていて美味しかったです。
安くて美味しいお店で、他のメニューも気になるので、ぜひ再訪問したいと思います。ローカルフード探検隊には、あと数えるほどしか参加できませんが、今後ともよろしくお願いします。
今日もまた、急に参加させて頂き ありがとうございました。
私はこのお店、以前インド人に 「美味しいから一度行ってみて!」と云われて 訪れたことがあったのですが、その時はチョイスが悪かったのか、辛いという印象しかありませんでした。
でも、今日はインド料理にどっぷり浸かっているTARO隊員のお勧めのお店だというし、まるみ隊長も一緒ということで、きっと美味しい物を選んで頂けると期待しつつ参加させていただきました。
期待に応えるように、選んだお料理は どれもそれ程辛くなく、野菜の素材が活かされていて体に優しい物ばかり。
中でも、大きな青唐辛子が丸ごとゴロゴロ入ったミルチ・カ・サラーン (Mirch Ka Salan) は、いつもの私なら絶対に唐辛子には口をつけないはずなのですが、皆さんがへっちゃらでモグモグしてるのを見て、トライしてみると・・・
これがまた、全然辛くなく 甘味すら感じるほどの美味! (※中には辛いものが紛れていることもあるので注意)
また、インド料理のストライクゾーンが広がりました♪ 前回来店した時に 唯一気に入ったオクラのクリスピーも変わらぬ味で嬉しかったです。
前回にひきつづき、探検隊にゲスト参加させていただき、ありがとうございました。コラマンガラに住んで9カ月になりますが、あのようなお店が近くにあったこと、感動です!
まだインド食を語るには早い私ですが、簡単な感想を述べさせていただきますと、とても美味しかったです! そして、日本人にもとても食べやすい味だと思います。
今までこのバンガロールで食べた北インド料理のイメージは「脂っこい(でも美味しい)」だったのですが、それが塗り替えられてしまいました。
お野菜の料理をちゃんと美味しく食べてる、という健康的な感じでした。
個人的には、辛さをやわらげてくれた甘めのグリンピースカレー(じゃなくて「煮物」と言えばいいのでしょうか、隊長…)の存在が嬉しかったです。(※メティ・マライ・マター:Methi Malai Mutter)
また食べに行くと思います。ありがとうございました。
今回のお店「Gramin」、私と太郎君は2回目の訪問です。
先週初めて食べに行ったレストランですが、その時は辛い料理ばかりオーダーしてしまい食べるのがつらかったのですが、味はとても美味しかった為、必ずもう一回来ることを太郎君と約束して去りました。
太郎君の要求により、奇しくも1週間後に再訪問することとなりましたが、今回オーダーした料理は甘い物(Methi Malai Mutter)も、少し辛い物(Mirch Ka Salan)もあり、実にバランスが取れていました。
Mirch Ka Salanの大きな丸ごと唐辛子には少し驚きました。物によっては辛い唐辛子が混じっていましたが、
食べてみればそれほど辛くなく、ちょうどいい感じでした。
隊長の飲んでいたドリンク「Shikanji」は初めて飲みましたが、タマリンドが効いていたはずなのに、すっきりしていました。個人的にお気に入りです。
インディアンブレッドも他の店より美味しかったのが評価が高いです。
少々、接客の態度が目につくところもありましたが、食事に関しては十分に満足できるレストランだったと思います。
もともと友人のインド人の評判を聞いてこのレストランに訪問しましたが、やはりインド人も味の善し悪しが分かるようです。(※当たり前やろ!)
また、男の自分が中々体験できないインド文化(コスメ系など)の話を皆様から聞くことが出来てとても楽しかったです。
通常、平日は参加することが難しいかと思いますが、機会があればまたご一緒させて頂けると嬉しいです。
■ローカルフード探検隊 レポート (←過去のレポートはこちらからどうぞ)