短時間で調理をせねばならず、火が通りやすいように薄くスライスしようと思ったのが裏目に。スライサーでしゅっしゅっとするのに、やたらと時間がかかった。というのも、いつものことだが、大量の野菜を消費するせいだ。
ともあれ、オーガニックショップで購入した形の悪い小ぶりの大根&ニンジン、ごま油で美しく炒められ。茅乃舎の和風だし、軽く醤油と酒で味を整える。
オーガニックのサツマイモを茹でで軽くマッシュし、オーガニックのバターとヒマラヤの塩で味付け。もう、それだけで、幸せの味。サツマイモ。
ちなみに、サツマイモは茹でるより蒸したいところだが、ローカルのそれは、あくが強い場合がある。そのときには、茹でている。
この日のメインはなんだったのか。といえば、肉。現在、イスラム教徒はラマザン中につき、日中は断食だが、日が暮れたら食事が始まる。
その彼らの食事たるや、肉と油の大競演。我が家にほど近いモスクの周辺、特にMMロード沿いは、この時期、夕刻になると煙がもうもうと立ちこめる露店がひしめき合う。
毎年、ついつい訪れては、味見にと購入。そして毎年、「油っこい!」と後悔する。この日はチキンのグリルを買ったが、それでも、なにもかも、油っこかった。
ラマザンの油まみれの断片を。