久々に、メティの登場。メティ、すなわちフェヌグリーク。フェヌグリーク・シード、すなわちその種子はスパイスに、葉は野菜料理に使われる、インドで一般的な食材だ。
フェヌグリーク・シードは、まるでカレーのような香りを発する。苦みが在るものの、じっくりと油で香りを出すと、甘みのある風味が生まれる。
さて、このメティ。いろいろと効能があるようだが、個人的には、食した翌日の胃腸の爽快感、が挙げられる。便秘気味の人などにもお勧めの野菜だ。
わたしはいつも、ジャガイモとメティの蒸し焼きばかりを作っているが、これがとてもおいしい。多めの油を熱し、そこにキュミンシードを入れる。弱火〜中火で加熱し、パチパチとキュミンシードが爆(は)ぜ、いい香りを漂わせるころ、ジャガイモを投入。軽く炒めたあと、みじん切りにしたメティを入れる。
焦げ付きそうなら少し水を加えた方がいいが、そうでなければ、メティの水分で蒸し焼くのがおいしい気がする。
いつもに比べ、メティの割合が少なかったが、まあ、これは一般的なボヴォリュームか。ともあれ、副菜の一品として、お勧めである。やや、癖のある苦みばしった味ではあるが、わたしはとても好きだ。
ちなみに、義継母のウマは嫌いらしいので、好みは分かれるのかもしれない。