しかも、エイジドビーフ(熟成牛肉)の。
実は一昨日、ビーフを炒めた時、どうしても水分が出てしまうのが気になった。いろいろとネットを検索してみたら、どうやら強火でジャーッとやるのは、いい焼き方ではないらしい。
といった詳細は、ここでは説明しないので、ご興味のある方、お調べいただきたい。
その流れで見つけたエイジド・ビーフのレシピ。単に冷蔵庫で2日ほど、そのまま寝かせておくとよいという、とてつもなく簡単な作り方を見つけたので、早速実践。
エイジド・ビーフのおいしさは、米国在住時に知った。ニューヨークのステーキ店なら、大抵、用意している。高級肉の部類でもある。
2日後、こんな感じ。一部、堅くなったところがあったが、そこは薄く切り落とした。端の方を少し切って、体調が悪く食欲のないROCKYに与えたら、おいしそうに食べた。
インドで入手できる牛肉は脂身のない、フィレ肉がメイン。だが、柔らかいものが多いので、とても食べやすい。味にコクを出すため、バターで焼き、最後にしょうゆと酒で味付けをした。ガーリックも入れればよかったが、忘れていた。
これは、非常においしかった。夫は大喜びである。「ニューヨークの***よりもおいしい!」とまで豪語してくれる「若干、味覚音痴?」な夫をもって、妻は幸甚だ。
ところで牛肉。以前は1キロ500ルピー程度だったはずだが、このごろは700ルピーを超えている。ずいぶん高くなったな……。と思いつつ、よくよく計算してみるに……。
高くなったとしても、日本円でグラム140円程度。安っ!!
思い返せばバブル末期。知り合いの男性が、「ぼくはグラム1000円以上の牛肉しか買わない」と言っていたことを思い出す。それをただ、「はあ」と聞いていた、若くて貧乏だったころの我。
なにもかもが、苦い。痛い。そして笑える。
そして、人生とは、喜劇だ。