手づくり食を与え始めて1週間。ROCKYだけでなく、NORAやJACKまでも、やたらと元気になっており、食べ物をねだる勢いも増した。というわけで、1日1回と言わず、気が向けば2回は手づくり食を与えることにした。
まとめて下ごしらえをし、適宜冷凍しておけば、軽く加熱するだけですむ。というわけで、Freshtohome.comでイワシを1キロ購入。人間用、猫用、どちらものために下ごしらえ。内臓と頭だけは取られているが、背骨は取り除かねばならない。
この、黙々、黙々の作業は、一つの禊のようでもある。みそぎ、である。
ミューズ・クワイアの歌の練習も、料理中に行うと効果的である。
以前は捨てていたこの骨。今回、小ぶりすぎたこともあり、身がうまくとれずに骨にくっついて残っているものも多い。もったいない。これを揚げてみるのはどうだろうと思いついた。
半量は冷凍し、半量だけを揚げることに。ともあれ、片栗粉をまぶす。
まずは低温から、最後に温度を上げて、じっくりと揚げる。揚げたばかりの熱々に、ヒマラヤの岩塩をふりかける。
これがもう、旨い。旨すぎる。今まで捨ててしまった骨を取り戻したいと思うくらいにおいしい(←大げさ)。
最初は「身が猫用で、骨が人間用?!」と、呆れていた夫ではあるが、このおいしさに納得の様子。いや、人間用の身も、ちゃんと取ってますからね。クリケットの試合を見つつ、ビール飲みつつ、イワシの骨せんべいで幸せな夫。
イワシの骨せんべいのお陰で、面倒なイワシを捌きのモチベーションが上がった気がする。