毎週火金土曜日は、行きつけのオーガニックショップに近郊農家からオーガニックの野菜が届く日。いつも、とても込み合って時間がかかることから、普段はドライヴァーに買ってきてもらうのだが、今日は久しぶりに赴いた。野菜が届く午後3時ごろ。ホリデーシーズンのせいか、お客さんは少なめで、比較的速やかに、買い物ができた。日本に比べたらそれはもう、雑然としているが、しかし穫れたての健康な野菜が、こんなにもたっぷりと手に入れられるのは、幸せ以外の何ものでもない。
久しぶりの野菜に気持ちが高揚し、ずいぶん買い込んでしまった。ジャガイモ、玉ねぎ、ニンジン、トマト、大根、カリフラワー、バナナ、レモン、ザクロ、そしてアーユルヴェーダでも勧められている身体によい柑橘のムサンビ。グリーンピーは皮むきが面倒だが、オーガニックの豆の風味は格別だ。滋味豊かなオーガニックのバター、濃厚な旨味が詰まった牛乳、それからフリーレンジ(放し飼い)の鶏の卵も。
わたしは毎朝、スロージューサー(コールドプレス)で野菜&果物ジュースを作っている。結構時間はかかるけれど、ともかく、毎日続けている。元気の源にもなる。基本はニンジンとレモン。これにザクロやムサンビ(スイートライム)、リンゴなどを加える。夫婦二人、3日で2キロほどのニンジンを消費する。搾りかすは当初、ビスケットなどを作っていたが、あまりにも大量に出るので追いつかない。今は、猫の餌に混ぜている。繊維が残っているので、猫らの身体にもよい。
ちなみにオーガニックの野菜は普通の野菜に比べればかなり割高だ。割高とはいえ、この国では、これだけ購入して約2000円ほど。バターや牛乳、卵も込みで。インドの食生活に不満が多い日本人は多数だが、こんなにもたっぷりと、果物や野菜を摂取できるのは、実に恵まれたことなのだ。ということを、知ってもらいたいと、日本から戻って改めて思う。また近々、『インドでの食生活と健康管理』のセミナーを実施せねばと思い立つ午後。