昨日、アーユルヴェーダグラムから戻り、本日より、普段の生活がはじまった。
留守中、猫らの面倒を見てくれているドライヴァーのアンソニーによると、我々の不在中、彼らはだいぶ不機嫌で、喧嘩が絶えないようだったが、わたしたちが戻ったら、無愛想ではあるものの、少しうれしそうに見える。
空気は澄み、凛と冷たい朝。にんじん、ムサンビ(スイートライム)、ザクロ、レモンが基本の、いつもの新鮮ジュースを作る。
チアシードやリンゴ酢、モリンガ、スピルリナなどを混ぜたりもする。
数年前より、ほとんど毎日飲んでいるコールドプレスのジュース。折に触れて記しているが、この一杯に、だいぶ助けられている。
体重こそ微減(1.5キロくらい。誤差の領域)に留まったものの、体内が普段にも増してデトックスされているが故、五感が敏感になっている。
視覚、聴覚もさることながら、味覚、嗅覚、触覚が顕著に。
普段から苦手な食品添加物、洗剤や香水などの人工的な香料、化学繊維などを、一段と受け付けなくなる。
普段はそういうものをして「ケミケミする」と呼んでいるのだが(「ケミカル」をもじった坂田造語)、今朝、ヘアサロンへ行った時に、ヘアサロンのシャンプーで洗髪された瞬間、「頭皮がケミケミする〜!」と、心中で叫んだ。
一方で、オーガニックバンブー繊維の衣類がいつも以上に心地よく感じ、天然素材の洗濯洗剤の香りに気分が和む。
そう。敬虔なクリスチャンであるメイドのマニが、今年は教会にて、主要な儀礼の担当となっているらしく、クリスマスから10日間、長期休暇を取っている。
ゆえに、朝から掃除をし、山ほどの洗濯物をし、その間にヘアサロンへ行き、ランチを作り……と、慌ただしい。
そんな最中、生まれ故郷の熊本で、また地震とのニュースに、心が痛む。
もう10年以上、月に一度、インドをレポートしているFM熊本の担当女性に、新年の挨拶メールを送った矢先のこと。
被害が少ないことを祈るばかりだ。