そもそもは、中南米、古代メキシコが起源のチョコレート。アステカ王朝では、チョコレートは極めて貴重な嗜好品として愛されていた。
その後、欧州に渡り、飲み物としてのチョコレートから現在のソリッドなチョコレートに変遷するまで、幾多の歴史を経ている食べ物だ。
ダーク、ミルクに続き、ホワイトチョコレートが誕生して約80年。ルビーカカオ豆の天然の色から育まれた新たなるチョコレート「ルビーチョコレート」が誕生したとのニュースを、日本のサイトで目にした矢先……。
ヴァレンタインズデー直前に、ITCグループのチョコレートブランド、Fabelleからルビー・チョコレート発売開始の広告。
食べてみたいと思いつつ、しばらく味わうきっかけがなかったのだが、3月になってようやく、インディラナガールにあるバンガロール発のチョコレート専門店Smoorのカフェ(バンガロールに複数店舗あり)で試すことができた。
ルビーチョコのオリジナルの味を知りたく、シンプルなものと、もう一つお店の人が勧めてくれたものを選んで、コーヒーとともに味わう。爽やかに甘酸っぱい風味、チョコレート特有のべったり感がない軽やかな舌触り。これは、相当、好みの味だ。
その後も、同店を訪れ、他の味を試す機会を得た。個人的にはルビーチョコの風味をシンプルに味わえるものが好きだが、どれもそれぞれにおいしい。ギフトにも好適だ。ただし、極めて溶けやすいタイプもあるので、暑い時期の管理には注意を。