バンガロールでアイスクリームといえば、1982年創業のCORNER HOUSEが人気だった。旬の果実などを使った新鮮なアイスクリームだけでなく、チョコレートファッジやサンデーなどカラフルなメニューが揃っている。
義父ロメイシュ・パパと義継母ウマがバンガロールに来る際、二人は必ず立ち寄っていたものだ。わたしは苺の季節、苺果肉がたっぷりのアイスクリームが好きだった。インドのアイスクリームは大半が、ヴェジタリアン対応で卵を使用していない。その分、濃厚な牛乳のおいしさが際立つ。
2006年、ムンバイ視察旅行の際に訪れたショッピングモールのフードコートにて。クライアント女史が、「あのアイスクリーム……試してみます。わたし、アイスクリームが好きなんです!」といって購入、一口食べるなり感動されていたのが、1984年ムンバイのジュフ創業のNATURALSのアイスクリームだった。わたしも味見をさせてもらい、その鮮度に感嘆した。
バンガロールにNATURALSの店舗ができたのは10年ほど前だったか。それからは、MILANO ICE CREAMほか、ジェラート店などもオープンして、バンガロールのアイスクリーム界も充実し始めた。
それでもNATURALSの「賞味期限は2週間」という鮮度重視の姿勢と、新鮮な果実の味わいが好きで、ミューズ・クリエイションの集いの際にも、盛夏の時期にはまとめ買い、焼き立てのコーンに載せて楽しんだものだ。
先週、急にアイスクリームが食べたくなり、NATURALSから注文しようとしたところ、NIC (NATURAL ICE CREAM)のサイトが目に飛び込んできた。この店もNATURALS同様、新鮮な素材を使い、防腐剤ほか食品添加物不使用だという。何年か前に一度、食べた気がするが、よく覚えていない。試してみることにした。
いろんな味を試してみたく、小さなパッケージを7種類注文したつもりが、テンダーココナツ味だけ間違えて大きいサイズを注文。テンダーココナツ味はさっぱりと、NATURALSのそれと似ている。しかし、個人的にはNATURALSの方が好み。
翌日、人気だというシーソルト・キャラメルを試したところ……これはおいしい! 濃厚すぎる気がしないでもないが、少量ならばノープロブレムと思えるおいしさ。そして昨日はミックスベリーを試した。シーソルト・キャラメルほどの感動はないが、これもなかなかいける。
残りを少しずつ味見してみるのが楽しみだ。ちなみに数十種類のフレイヴァーがある。果物よりもむしろ、チョコレートやキャラメル、ミルク系が強いのではないかと予測。ちなみにこの他にも、バンガロールにはおいしいアイスクリームやスイーツの店は多々ある……ということを、念のため記しておく。🍦