瞬く間に歳月は流れる。気がつけば、COVID-19に感染していたことを忘れてしまうほど、体調も戻った。味覚と嗅覚が戻らなかった数日間は、どうなることかと心配したが、徐々に回復した。
世の中は巡り、日本からの仕事も少しずつ入り、外出も増え始めているが、無理をせぬようにと気をつけている。
生活環境を、ゆっくりと整えている郊外の別宅。週末をここで過ごすのは、いい気分転換になり楽しい。猫らに会えないのが寂しいけれど。
先週末は、友人のJayaと、彼女の夫のHemuが遊びに来てくれた。画家である彼女から、3つの絵画を購入し、飾っている。リヴィングルームの2枚は、カルナータカ州の世界遺産ハンピの情景を描いたもの。ソファーに座って眺めていると、絵の中に吸い込まれるような気分だ。事実、わたしは昨年、ハンピを訪れた際、絵画に溶け込んだ。
ハンピにて、絵画と似たような光景を目にした。このような建築物は、ハンピにいくつもあるから、彼女が描いたのは異なる場所だろうとは思ったが、その日は偶然にもわたしは赤い服を着ていた。絵画と同じような状況で写真を撮りたいと思い、居合わせたフォトグラファーに絵の写真を見せて、同じように撮ってくれと頼んだ。
とても似ているでしょ?
回廊の1枚は、ガンジス川を望むヴァラナシの光景。まだ見ぬ聖地に思いを馳せつつ、この絵は旅情をかきたててくれる。
必要最低限は揃っているキッチンにて、ヘルシーな軽食やスナック、そしてLavonneの美味なティラミスを準備。久しぶりにアルコールを楽しみ、語り合う午後。
現在の家も、千客万来。ゲストは長居を楽しむ空間なのだが、新居はよりいっそう、時間を忘れる。
時を忘れて、時間旅行をしているような心持ちのひとときだった。
🎨JAYA JAVERI インドの自然や情景、歴史を刻む建築物……。やさしく慈しむように描く画家、ジャヤ・ジャヴェリの世界。
🎨JAYA JAVERI/ Homepage
彼女は「デスクに飾れるサイズ」の、小作品も創作し、販売している。インドの情景や伝統を映した作品も多いうえ、リクエストに応じて描いてもくれる。
➡︎https://jayajaveri.com/