今日は太極拳の練習が休みだったので、慈善団体訪問のための用具を買い出しに、久しぶりにマントリ・スクエアモールへ。
モールという存在感は、昔から得意ではなかったが、このごろはもう「苦手」の領域だ。特に、大きなハイパー・マーケット。
買い物を終えて、最後にSPARに立ち寄り、せっかくだから食材も買って帰ろうと思ったのだが……。巨大なカートを押して、「目的地」を探すだけで、疲労困憊。商品が多くても、まったくそそられない。
たった一人二人の人間が食べていくのに、こんなにヴァラエティ豊かでなくっても、とさえ思える。
老化か。
我々の食生活、基本はトムズ・ベーカリー (THOM'S BAKERY) やナムダリーズ (NAMDHARI'S)、小さなオーガニックショップ、最近ではオンラインショッピングも加わったが、そのあたりで、十分である。
なぜか目も疲れてしまい、帰宅後は早々にシャワーを浴び、ついついビールも空けてしまい、月曜だというのに、なんということ。それでもやらねばならない作業をすませ、夕刻。
またしても、料理が面倒でたまらない気分。
冷凍庫を探って、先日購入していたスカンピの残りを取り出す。
ニンニクの潰したものをバターで炒め、玉ねぎ、トマトを加え、更に炒める。軽く塩胡椒、茅乃舎の野菜だしを加え、バスマティ米を投入して軽く混ぜる。パエリア風に、サフランも加えた。
その上に、巨大なエビを並べて蓋をして炊く。もう、適当。ちなみにこの鍋、直径が30センチはある大きなもの。エビが大きすぎて、鍋が小さく見えるけど。
他のおかずを作る気力がなく、調理の途中にビールを飲み始めたりして、もう一皿、なにか作ろうかとも思ったが、やめた。
見た目は悪くないが、ちょっとヘルシー志向で味が薄すぎた。本場スペインのパエーリャは、マドリードで食べたものも、カタルーニャ(バルセロナ)で食べたものも、炊き方が異なるとはいえ、結構、塩が利いていた。
思えば、本場マルセイユのブイヤベースも、もちろんおいしいのだが、塩味が強かったことを思い出す。家庭料理はその限りではないのだろうが、やはり、たまには、味を強めにしたほうが、気分的に満足感が高いかもしれない。
途中から、エビにしょうゆをかけて(!)お茶を濁した。結構、いけた。