カルナタカ州ハンピ産のワイン、KRSMA。市場に出回った直後の数年前から気に入っている、我が家定番のワイン。そのワインテイスティング・ディナーが日本料理店の播磨で行われるというので、夫と出かけた。すでに全種類を飲んだことはあるものの、改めておいしさを実感。
セールスマネージャー氏から聞くストーリーも興味深く、いい夜だった。創設者の夫妻は、2007年にハンピに土地を購入し、一からブドウ畑を作ったという。インドワインの一大産地、マハラシュトラ州のナシックに比べると、ぶどうの栽培は非常に難しいという。しかし、ブドウの初収穫を経て、わずか数年のうちにも、これだけおいしいワインが作れている、ということが、すばらしい。なにしろインドワインのパイオニア、ナシックのSULAとて、最初は困ったお味だった。
なんにつけてもインド。「動いている」感じが、楽しいものだ。ちなみにKRSMA、今のところ販売されているのはバンガロールとニューヨークだけ、だとか。ニューヨークの友人知人各位。見かけたらぜひ、試してみてください。