クリスピー・クリームのドーナツを初めて食べたのは、今からちょうど20年前のまさに今ごろ。4月20日に日本を離れ、1年の語学留学の予定でニューヨークに暮らし始めた。
ある日、アッパーウエストサイドの72丁目を歩いていたとき、クリスピー・クリームを見つけた。店内にあるベルトコンベアーで、シュガーコーティングされているドーナツの様子に目が釘付けになった。
なんという、砂糖液まみれ! でも、おいしそう。
吸い込まれるように店内に入り、食べてみたら、こりゃびっくり、ふわふわで、おいしい。
うっかり2個目も注文して、食べたのだった。もう一つ、食べられるな、と思ったが、やめておいた。若かった。
そんなクリスピークリーム。数年前にバンガロールにもオープンした。このごろは暑く、オーヴンでお菓子を焼く気にならず、サロン・ド・ミューズのおやつに2ダースを購入。
今では1つで十分である。